阪神・木浪 今年も鳥谷イズム注入!! スタート強く切ってレギュラー死守そして失策1桁達成だ

[ 2024年2月7日 05:15 ]

鳥谷臨時コーチ(左)の指導を受ける阪神・木浪(撮影・大森 寛明)
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 阪神・木浪は臨時コーチの鳥谷氏から文字通り背中を押された。ノッカーが打った瞬間に背後からドンと押されてから捕球へ向かう練習に取り組んだ。

 「(自分の守備がどう見えていたかを)鳥谷さんに質問して、(その答えである)もっと強くスタートを切るということを意識した。スタートを強く切るという意味で、押してもらった」

 111本のノックで一つのミスもなかった約45分の特守。最初の一歩をスムーズに踏み出し、守備範囲の広さを生むと同時に、スローイングの安定につなげるのが狙いだ。

 「スタートに勢いがあれば送球にも勢いが出る。足を使って投げられるようになった」

 「守備も脱力が大事」と教わった昨春に続く2年連続のレッスンでレベルアップのためのコツを伝授された。

 「鳥谷さんの存在は大きい。言われたことを体に染みこませたい。それまで漠然とやっていた自分がいたので、なぜこれができて、なぜこれができないのかを考えながら、気付けるように頑張っていくだけ」

 38年ぶり日本一に貢献した昨季は小幡とのレギュラー争いを制し、初のゴールデングラブ賞も受賞した。ただ、10失策はセ・リーグの遊撃部門では最多。結果に満足していない。「守備でも凡ミスをなくして信頼されるようになりたい」。鳥谷氏は13年に球団遊撃手では最少記録の4失策など、土の甲子園を本拠地に遊撃手として年間1桁失策を5度も記録。特守後もマンツーマンレッスンを受け、レギュラー死守のために汗まみれになった。(倉世古 洋平)

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