楽天・則本 運命の一戦で6回2失点 力投見せるも…交代直後にはベンチでうつむく

[ 2023年10月10日 20:31 ]

パ・リーグ   楽天-ロッテ ( 2023年10月10日    楽天モバイル )

<楽・ロ25>ベンチから試合を見守る則本(撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天は10日、本拠(楽天モバイル)でロッテと対戦。勝ったチームがクライマックスシリーズ(CS)出場を決める今季最終戦で、先発した則本昂大投手(32)は6回2失点で降板した。

 則本にとっては不運が続き、主導権を明け渡してしまう形となった。2回、1死から5番・山口が放った強烈な打球は三塁手・小深田の正面を突くも、股の間を抜けて二塁打に。得点圏に走者を背負ってしまう。続く岡は一塁後方への打球。ふらふらと舞い上がり打ち取ったかに見えたが、一塁手・阿部の後方にポトリと落ち、二塁走者の山口が生還。貴重な先取点を与えてしまった。

 4回には2死から7番・安田に左翼ポール直撃の本塁打を浴び、追加点を許した。5回、6回は3人ずつで仕留め、則本はここで降板。6回88球を投げて被安打3、5奪三振2失点で2番手の宋家豪にバトンを託した。交代直後にはベンチの中でうつむいていた。

 勝てば3位で2年ぶりのCS進出決定、負ければ4位で今季終了となる“10・10決戦”。先発のマウンドを託されたエースの則本だったが、流れを呼ぶことはできなかった。

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