佐々木麟太郎の米国留学 中学時代の恩師・大谷徹氏がエール「自分が信じた道を進んで」

[ 2023年10月10日 21:41 ]

中学時代に佐々木麟太郎を指導した大谷徹さん
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 今秋ドラフト1位候補の花巻東(岩手)・佐々木麟太郎内野手(18)が10日、鹿児島国体の1回戦・履正社後、米国の大学に留学する意向を明らかにした。ドラフト戦線の目玉としてこの秋、その進路に最大の注目が集まっていた。

 今回の決断に至るまで「最後の最後まで悩んだ」という佐々木麟。「野球選手として未熟だと思っていますし、さらに上を目指せるように練習していきたい。広い世界で学んでいきたいと思いました。人生を考えて決断しました」と留学を選択した経緯を説明。「現段階ではアメリカにいくことを決めた。次のステージに上がれるように考えている」とし、どの大学に進学するかは決めていないという。

 将来的にメジャーの舞台で新たな花巻東OBによる対決が実現するかもしれない。

 花巻東OBのエンゼルス・大谷の父で、金ケ崎リトルシニア監督の大谷徹氏は岩手県内の自宅で花巻東―履正社戦をネット中継で観戦した。中学時代に同チームでプレーした佐々木の米国留学決断に「僕もびっくりしているところです。自分が信じた道を進んでほしい」とエールを送った。

 佐々木はドラフト1位候補選手としては前例のない決断を下したが「翔平も向こう(メジャー)に行く時は大丈夫なのかなと思っていた。まさか、ここまでの成績を残すとは思わなかった。そこは同じといえば同じところと思う」と米国での躍動を期待した。

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