西武・隅田、初の10勝目お預け　山本由伸との投げ合い「もう1個レベルが高いとこで勝負できるように」

パ・リーグ   西武1―4オリックス （ 2023年9月24日    京セラD ）

＜オ・西＞6回2死一、二塁、ゴンザレスに3ランホーマーを打たれる隅田（撮影・後藤　正志）
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　西武先発の隅田知一郎投手（24）が2被弾を浴びるなど6回5安打4失点で9敗目を喫し、自身初の10勝目を逃した。チームの連勝は4で止まり、今シーズンの負け越しが決まった。

　隅田は「調子は今年一番良かった」と5回まで3安打無失点。相手エース山本と緊迫した投手戦が続いた。迎えた6回1死、カウント2―2から森に147キロ直球を左翼席に運ばれるソロを浴びた。内角を狙った直球が真ん中に入った。さらに、2四死球で2死一、二塁とし、ゴンザレスには高めに浮いたスプリットを左翼席に運ばれて一挙、4失点。「チームに申し訳ない」と肩を落とした。

　山本の気迫あふれる投球を見ながら、闘志は燃えていた。それでも、相手が上手だった。

　「相手は日本一のピッチャーだし、チームも負けられない中で苦しかった。ああいうピッチャーに勝たないとカード頭では投げていけない。もう1個、レベルが高いとこで勝負できるようになりたい」と球界屈指の右腕から得るものはあった。