ツインズ・マエケン「最高」6度目地区V 手術の大谷激励「完璧な選手。大丈夫」

[ 2023年9月24日 02:30 ]

ア・リーグ   ツインズ8-6エンゼルス ( 2023年9月22日    ミネソタ )

<ツインズ・エンゼルス>チームメートと喜びを分かち合う前田(撮影・柳原 直之)
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 シャンパンファイトでは仲間たちと狂喜乱舞だった。ツインズにとって3年ぶりの13度目の地区優勝。前田は「最高。やっぱりうれしい」とずぶぬれの姿で喜びを語った。

 洗髪や歯磨きをしても痛みを感じていた右肘を、2年前の9月に手術。人工じん帯を入れてより強化する「インターナル・ブレース」と、自身の腱を移植するトミー・ジョン手術を同時に行うハイブリッド手術だった。4月の4連敗後に負傷者リスト入りした間に「投球フォームを見直す時間があった」と立て直し、9月は3連勝で投手陣をけん引した。

 試合前にはこの日の対戦相手だったエンゼルスの大谷の復活に期待を寄せた。大谷の手術法が前例のない最先端手術の可能性がある中、米メディアには「インターナル・ブレース」が採用されたとの見方もあり、前田の経験談は説得力を持つ。

 一般的に「人工じん帯」は異物反応を引き起こし、違和感が生まれやすいと言われるが「僕はそこまで感じなかった」。長期間、右肘の痛みに苦しんでいただけに「手術後に痛みがない方が幸せだった」という。かつては日本代表でチームメイトだった2人。前田は「翔平に関してはケアだったり、野球に対する取り組みが完璧な選手。大丈夫」と強調した。

 前田はメジャー8年目で6度目の地区優勝と“勝ち運”は抜群。一方、ツ軍は04年からポストシーズン18連敗中と短期決戦を苦にしている。「何とかこのチームで(連敗)記録を止めて、勝ち進んでいけるようにしたい」。次なるシャンパンファイトへ、右腕を振る準備はできている。(柳原 直之)

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