今季13度目猛打賞の吉田正尚 来季のテーマは3・4度(メジャー平均12・2度)の打球角度の向上

[ 2023年9月24日 11:33 ]

レッドソックスの吉田正尚(AP)
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 レッドソックスの吉田正尚選手が23日(日本時間24日)のホワイトソックス戦に「5番・左翼」でスタメン出場。昨季サイヤング賞投票で2位だった好投手ディラン・シースから3安打で、今季13度目の猛打賞をマークした。

 この日実況を担当していたNESNの解説者はレッドソックスで野茂英雄や大家友和と一緒にプレーした元内野手のルー・メローニ。3本すべて、95、96マイルの高めの直球をしっかり打ち返した吉田のスイングに「速い球に遅れず、しっかり打ち返せる。今季前半ずっと見てきた吉田ならではのバッティングだ。後半は調子を落としていたけど、この1週間は良いスイングが戻ってきた。シーズンの最後、いい形で終われるのは良い」と称賛した。

 この4試合は4試合連続安打で16打数6安打3打点だ。その一方で吉田は大型契約で入団したため、元々の期待値が高い。本塁打数(15)、打点(71)、OPS/出塁率+長打率(・784)は悪くないが、名門レッドソックスの中軸打者としてはもっと上を求められる。

 メローニ解説者は「春のキャンプで初めて吉田が来たときにパワーにびっくりした。打球が伸びて行く。しかしながら今季良くない時は一塁ゴロ、二塁ゴロがとても多かった。吉田の打球角度(3・4度)は、規定打席に達している打者では6番目に低かった(メジャー平均は12・2度)。もっと角度を付けられれば、長打も打点ももっと増えていくだろう」と指摘していた。

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