これぞ今季の猛牛打線　野口だ！紅林だ！ダメ押し打の西野「流れに乗せてもらって打つことが」

パ・リーグ   オリックス6－2ロッテ （ 2023年9月20日    京セラD ）

＜オ・ロ＞7回2死三塁、西野は右前適時打を放ち、一塁上でガッツポーズする（撮影・須田　麻祐子）
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　これが今季の猛牛打線の恐ろしさだ。0―2の7回2死からオリックス・ゴンザレスが死球で出塁すると、相手の一つのスキに一気につけ込んだ。横山の暴投で二塁に進み、杉本の中前打でまず1点。T―岡田が四球を選び、一、二塁から紅林が右前同点打、さらに、9番・野口が24歳の誕生日に右前決勝打を放った。

　「うれしい。一番いい誕生日プレゼントじゃないかと思います」

　こうなれば止まらない。代わった岩下から中川圭が右中間へ2点三塁打。西野が右前適時打、惜しくも得点にはつながらずも森も右翼線二塁打。四球を挟んでの6連打。6点を奪い、試合を決めた。

　前日に右膝に自打球を当てた宗の代役の三塁で出場した33歳の西野は、5回2死二、三塁では中村奨の三塁線への痛烈なゴロを横っ跳びでスーパーキャッチした。ダメ押しの適時打に「みんなの流れに乗せてもらって打つことができました！」と笑顔。飛び抜けた選手はいなくても、若手もベテランも自分の仕事を果たす。3連覇チームの凄みだった。