【オリ舜平大 優勝手記】うれしくなかった昨季日本一 転機になったきっかけ 由伸から学んだことは
パ・リーグ オリックス6-2ロッテ ( 2023年9月20日 京セラD )
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山下舜平大投手(21)が「優勝手記」を寄せた。開幕投手としてプロ初登板を迎え、腰の不安で離脱した8月下旬までに9勝(3敗)。高卒3年目の大飛躍でリーグ3連覇に堂々と貢献した。
◇ ◇ ◇
みんなで勝ち取った優勝。少し体調が優れず、大事をとって球場にはいけなかったが、本拠地のファンの前で決めることができてうれしい。
入団してから3年連続で優勝。一昨年はほとんど記憶にない。昨年も日本シリーズで初めてベンチに入ったけど出番がなく、日本一の瞬間は全然うれしくなかった。何も貢献していない。何ならその場にいたくないという気持ちだった。ビールかけは端っこの方でちょっとだけ。その時に来年は自分がチームに貢献して心から喜びたいと思った。今年は少しでもチームに貢献できたかなと思える。
開幕投手に指名されて自分の一球からシーズンが始まったのは凄いこと。言われたのは開幕1週間ほど前。中嶋監督から呼ばれて「次はここね」って感じで。スケジュール表を見たら「あっ、開幕だ」と。ただ、何となく投げそうな感じだったので、そんなに驚きはなかった。
登板間隔を空けてもらっても、夏場はしんどかった。7月に入ってから投げた後も回復しないし、球もいかない。そんな時に転機になる試合があった。ペイペイドームであったソフトバンク戦(7月17日)だ。地元・福岡での初登板で気合も入っていたし、(山本)由伸さん、宮城さんで連勝した後で負けられない重圧もあった。
この試合、実はいろいろ変えていた。投球にクイックを入れ、フォークボールは握りをガラッと変えた。それまでは浅く持って真っすぐが垂れるぐらいのイメージ。打者は振ってくれず、ストライクも入らなかった。ならワンバウンドになってもいいから打者の頭に落ちたという印象を残した方がいいと思った。深く持って投げると球速は出なくても三振が取れた。高めの真っすぐも振ってくれた。これかも、と思った。
何かを変える時はいつも自分で決めるようにしている。日常生活でも常にボールを持ち歩いて、指で挟んで感覚をつかもうと頑張った。移動のバスの中でも、歩いていて信号待ちでも、ずっとボールを指に挟んでいた。ここは大事なタイミングと思い、かなり時間をかけた。そんな中で自分のパフォーマンスを出せたことは自信になった。
今年中にと思っていた160キロもクリアすることができた(8月26日のロッテ戦)。その前の試合ぐらいから疲労が抜けてフレッシュな体になっていると感じていた時に、力の抜き具合を変えながら投げていたら、急に腕が振れるポイントが見つかった。それがあの一球につながったのかもしれない。
チームには凄い投手がたくさんいる。積極的に先輩と話す方ではないけど、いつも観察して学んでいる。由伸さんは波がないのが凄い。ボールの質、制球、変化球も全て凄いけど、それだけでは毎年結果を残せない。気持ちの上がり下がりがあるはずだけど、表に出さないし、むしろ打たれた後の方が明るい。何年もローテを守るには、そういうことが大事なのかなと思う。
先輩たちにはまだまだ及ばないけど、いつか追い越せるように常に進化したい。キャリアハイを更新し続けたい。だから進化が実感できるトレーニングは本当に楽しいし、好きだ。早く試合の調整を気にせず打ち込めるオフにならないかなと思う時すらある。このオフもしっかり肉体改造して、球種も増やしたいと考えている。
その前に、まずは復帰してチームに貢献できるように準備したい。腰の張りは、昨年と同じく成長痛の延長のようなものらしい。優勝争いの最後に投げられないのは悔しいけどしっかり治してポストシーズンでは大暴れしたい。日本一の瞬間は心から喜びたい。
最後にファンの皆さまへ。今年は本当に多くの方に応援してもらって力になった。球場に足を運んだり、グッズを買ったりしてもらえるのは当たり前ではない。本当にありがとうございました。 (オリックス・バファローズ投手)
▽山下の開幕投手デビュー オープン戦では4試合2勝0敗、防御率2.35。WBC帰りの山本が大事を取って開幕戦登板を見送ったこともあって、3月31日の西武戦(ベルーナドーム)の開幕投手に抜てき。プロ2年目以上の投手が開幕投手でプロ初登板したのは2リーグ制以降では初めてだった。同点の5回1/31失点で降板も、2年連続の白星発進につなげた。
◇山下 舜平大(やました・しゅんぺいた)2002年(平14)7月16日生まれ、福岡県出身の21歳。福岡大大濠では1年秋からベンチ入りし、3年夏は福岡県代替大会の地区準優勝。20年ドラフト1位でオリックス入り。今年3月31日の開幕戦で1軍初登板初先発。1メートル90、98キロ。右投げ右打ち。
《祝勝会参加は見送り》
○…腰の張りで2軍調整中の山下は体調不良のため大事を取って祝勝会などの参加を見送り、球団を通じて「少しは戦力として戦うことができたので昨年とは違った喜びを感じています」と談話を寄せた。自己最速160キロを計測した8月26日ロッテ戦で異変を訴えて5回降板。今月18日には京セラドームの1軍練習に合流してブルペン入りするなど回復し、「CS、日本シリーズと続くので、リハビリを頑張りたい」と決意を新たにした。
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