巨人　9年ぶり交流戦Vへ先発ローテ整った！菅野に続きメンデス13日先発、17日にはグリフィンも

1軍に合流した巨人・メンデス（手前）
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　セ・パ交流戦は13日から雨天中止の代替試合を除いて最終週を迎える。首位の巨人は助っ人投手陣がそろって1軍復帰し、14年以来9年ぶりVへ先発ローテーションが整った。

　勝負の6連戦を前に、ようやく先発ローテーションがそろった。11日に今季初登板初白星の菅野に続き、右大腿二頭筋損傷で離脱していたメンデスが、13日の西武戦で先発。川崎市のジャイアンツ球場で1軍投手練習に合流した左腕は「強みを生かして、頭を使って投球術を使って投げられるようにしたい」と意気込んだ。

　4月12日の阪神戦以来の1軍登板は、チームが6連敗中のカード初戦。重要な役割に「あまり数字や傾向は気にしない。勝つことだけに集中する」とした。1日の3軍戦で実戦復帰し、7日のイースタン・リーグ西武戦では最速151キロをマーク。初戦を獲ってチームに勢いを与えたい。

　17日の楽天戦では、3日の日本ハム戦でダイビングキャッチを試みた際に胸などを強打し、大事を取って出場登録を外れていたグリフィンが先発する。4勝、防御率2・52と安定感を誇る左腕も戻ってくる。2週連続で救援投手をつなぐブルペンデーを行うなど、不足していた先発陣が続々と復帰。「顔触れがそろってくるとちょっとした安心感は出てきますね」と阿波野投手チーフコーチ。大黒柱に助っ人勢もいる、あるべき姿で14年以来9年ぶり3度目の交流戦Vを奪いにいく。（小野寺　大）

　≪11日初登板白星　菅野反響に驚き≫11日のソフトバンク戦で今季初登板初勝利した菅野が予想外の反響に驚いた。「久しぶりにこんなにLINEが来た。投げられる喜びはあった」。親交のある男子ゴルフの中島啓太も前日にプロ転向後初優勝。「去年も一緒にご飯を食べた。応援してくれていたので、同じ福岡で勝てたのも何かの縁だと思う」と喜んだ。次戦は中6日で楽天戦に先発する見込みだ。