西武・平良　「無双モード」突入　4回零封で対外試合4戦17回無失点

オープン戦   西武1－2ロッテ （ 2023年3月19日    ZOZOマリン ）

＜ロ・西＞5回から登板した平良（撮影・長久保　豊）
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　今季先発に挑戦する西武・平良が「無双モード」に突入した。ロッテとのオープン戦で5回から登板し、4イニングを2安打無失点。これで練習試合も含めて、今春の対外試合4試合で計17回無失点、四球はわずか1つと完璧な調整を見せている。

　スライダーとカーブの制球が乱れたが「元々、左打者へのカットボールは得意。そこを前面に出して今日は試合がつくれた」。調子を見極め、6種類の変化球を使い分けることで慌てなかった。6回は先頭の山口が放った投直にグラブを出し、左肘付近をかすめたが（結果は遊ゴロ）「打球速度が170キロぐらい出ていたのでかすっただけで良かった」と胸をなで下ろした。

　前回12日ソフトバンク戦は6回でプロ最多87球を投じたが「疲れは取れやすい」とリカバリーの不安もない。中6日の過ごし方は登板後から2日間をノースローにするなど回復を重視している。あと1回の調整登板を経て、開幕3戦目の4月2日オリックス戦（ベルーナドーム）に向かう予定だ。（福井　亮太）