大阪桐蔭・西谷監督「人とのつながりからスタートする」母校・関大で学生に講演

関大の「第31回体育振興大島鎌吉スポーツ文化賞」の授与式で記念講演を行う大阪桐蔭・西谷浩一監督（左）（撮影・河合　洋介）
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　大阪桐蔭・西谷浩一監督が3日、母校・関大の「第31回体育振興大島鎌吉スポーツ文化賞」を受賞し、同大学で実施された授与式に出席した。式の最後には登壇して約30分間の記念講演を行い、体育会に所属する学生らに「新型コロナの影響で人と人との関わりができなかった時間があったと思います。その時間を取り戻す一年や来年以降にしていただければと思います。関大での学びは、スポーツをするだけではなく、人と人とのつながりからスタートとすると思いますので、どうか4年間の学生生活を大切にしてください」と語りかけた。

　関大では3年春のリーグ戦で19年ぶりに優勝を経験。1993年から大阪桐蔭のコーチ、98年秋から監督に就任した。「今日は学生に人と人とのつながりの大切さを伝えたかった。大学は人と人とのつながりは凄くある場所。野球部の先輩、後輩と言うだけで関係性がつながっていく。人のつながりは、どのような時代でも大事であり、それを学ぶのが大学。学生には新型コロナで失った時間を取り戻してもらいたい」と今回の講演を振り返った。