西武・佐藤龍　正三塁手奪取へオリ森友哉と無休自主トレ「やることはたくさんある」

年賀状を描き、笑顔の佐藤龍
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　西武の佐藤龍世内野手（25）が4日、埼玉・飯能市内のホテルで新春トークショーを行った。年末年始は実家の北海道・厚岸（あっけし）町で過ごし、牡蠣養殖を営む家族の手伝いに明け暮れたという。12月27、28日はほとんど睡眠を取らず、牡蠣むきに専念。中学生からの恒例行事で「24時間は寝てない。野球よりしんどかった」と苦笑いを浮かべた。

　佐藤龍は昨年11月に日本ハムからトレードで復帰。相手に軽く打ち返す「ペッパー」のような軽打が評価され、新庄監督からは「ペッパー師匠」と命名されていた。しかし、古巣では持ち前のフルスイングに磨きをかける方針。「自分の長所は振れるところ。そこから柔軟性を持って、幅広い打撃をしていきたい」と“脱ペッパー打法”で成長した姿を見せつける。

　この日のトークショーを終え、自主トレを行う沖縄に移動。元同僚でオリックスに移籍した森に弟子入りし、約3週間、無休でトレーニングする予定だ。「厳しくなると思う。体のバランス、スイングスピードの向上。やることはたくさんある。1年間、崩されない土台を作りたい」と正三塁手奪取に向け、気持ちを新たにした。