落合博満氏 ポスティングは容認しなかった中日 大塚はなぜ許されたのか

[ 2023年1月4日 17:10 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が4日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。メジャーに挑戦する日本人選手について持論を語った。

 中日の監督時代、福留孝介と川上憲伸がFA権を行使しメジャーに挑戦した。一方、球団は「ポスティングだけは容認してなかった」。しかし落合氏が監督に就任することが決まった2003年オフ、近鉄から移籍1年目の大塚晶則(シーズン途中に登録名を変更)が同システムを利用し海を渡った。


 <大塚のメジャー移籍経緯>近鉄時代の2002年のシーズン終了後にポスティングシステムでのメジャー移籍を目指した大塚晶文が、入札なしに終わった後に自由契約を希望。2003年のシーズン開幕前に金銭トレードで中日に移籍。中継ぎからシーズン途中にクローザーに転向し17セーブを挙げた守護神が、オフに再びポスティングでの移籍を希望。パドレスが30万ドルで落札し2年契約を結んだ。


 なぜ、大塚だけ中日からポスティングシステムを利用してメジャーに移籍できたのか。当時、監督就任が決まっていた落合氏は「近鉄から中日に入った時の条件としてポスティングっていうのがあったみたいなんでね」と回顧。「まあそれはOKしたけども…入る時の条件としてそれがあったみたいなんでね、だからそういう条件をのんで入ってきてるんであれば、それを行使するっていうんであれば、それは認めなきゃいけないっていうことで彼はポスティングでアメリカに行ったけどね」と当時のいきさつを明かした。

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月4日のニュース