米記者報道、コレアとメッツの契約は12年総額412億円から著しく違ったものになる

[ 2023年1月4日 12:35 ]

カルロス・コレア
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スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が3日(日本時間4日)カルロス・コレア(28)とメッツの契約を巡る話し合いはおそらく今週中に決着がつくと思われるが、契約内容は当初と著しく違ったものになり、「12年総額3億1500万ドル(約412億円)は保証されない」と語った。

 懸念されているのは14年、コレアが19歳の時に手術を受けた右足首。右足首が原因で長期間欠場した場合、契約後半の数年分、あるいは多額の年俸を削る条項が盛り込まれる可能性が高い。スコット・ボラス代理人もコレア自身ももちろんそれは望まないが、ボラス代理人は04年アイバン・ロドリゲスの4年契約、18年J・D・マルチネスの5年契約をまとめた時に、そういった条項を盛り込んだ経験があり、結果的に2人ともケガによる長期離脱はなかった。しかしながら今回は12年契約で比較にならないほど長い。

 立場としてはメッツの方が有利だ。メッツはコレアを取れなくても三塁にはエデュアルド・エスコバル三塁手がいる。一方コレアはジャイアンツに続き、メッツとも破談となれば、新たな球団と長期契約を結ぶのはとても難しくなる。とはいえメッツ側も長期契約の選手と見なしているだけに、コレアの気持ちを大切にしたい。条件を著しく下げ、不満を溜めて入団してもらうのではなく、気持ち良くメッツのユニフォームを着てもらいたい。コレアと条件面で折り合い、入団が正式に決まれば、年俸950万ドルのエスコバル三塁手をトレードすることになる。

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2023年1月4日のニュース