ヤクルト・塩見「ビーチお散歩コーデ」 ハワイの青空の下 足元から攻める

[ 2022年12月17日 05:00 ]

優勝旅行先のハワイの海をバックに爽やかなコーデを披露したヤクルト・塩見
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 おしゃれで流行に敏感なプロ野球選手を取り上げる企画「NPB MEN’S CLUB」。第5回は「特別編」としてハワイに優勝旅行中のヤクルト・塩見泰隆外野手(29)を取り上げる。中堅のレギュラーとしてリーグ連覇に貢献した男が、南国で「ビーチお散歩コーデ」を披露。ファッションへのこだわりについても語った。(取材・青森 正宣)

 ――今季は2年連続の日本一はならずもリーグ連覇を達成。そのご褒美でもある優勝旅行を満喫している。
 「もう、最高ですね。それしかないです。去年は(コロナ禍で)優勝旅行に行くことができなかったので、今回は本当に楽しみにしていました」

 ――本日はハワイの海がよく似合う爽やかな装いですが、着こなしにおいてこだわりのポイントなどは?
 「これはお気に入りのTシャツです。テツ(山田哲人)さんが今年の僕の誕生日(6月12日)にプレゼントしてくれました。バレンシアガ(※1)のTシャツです。左肩にはアメリカの国旗も入っていますし、ハワイにぴったりかなと思って着てきました」

 ――今回のコーデに名前をつけると?
 「“ビーチお散歩コーデ”です。アミパリスのハーフパンツにサンダルはウーフォス(※2)です」

 ――人気のリカバリーサンダルですね。
 「そうですね。ソールが厚くなっていることで、疲れにくくて、凄く履き心地もいいんですよね」

 ――服を選ぶ際のこだわりなども教えてください。
 「そんなにこだわりはないですけど、どっちかといえば、黒や白、グレー、ネービーとか、色合いがシンプルに偏りがちです」

 ――好きなブランドは?
 「ディースクエアード(※3)が好きです。社会人時代から、ちょいちょい買っていました。デザイン性が凄い豊かで、派手なものからベーシックなものまで範囲が広い。そのときの流行に合わせやすいのかなと思います」

 ――チームメートなど周囲にいる人間で、ファッションを参考にしている人はいるか?
 「チームメートでは、ムーさん(中村)ですね。ファッションにこだわりがあって、凄くおしゃれ。スニーカーも好きなので、参考にしています」

 ――どんなスニーカーが好きか?
 「ナイキのエアジョーダンが好きですね。あとはアディダスのイージーブースト(※4)も好きです。履きやすいし、脱ぎやすいし、何よりもおしゃれ。色違いで4足も持っています。スニーカーは全部で20足くらいあると思います」

 ――本日のゴルフコンペでも、おしゃれな着こなしが目立っていた。引き続き南国での時間を楽しんでください。
 「ありがとうございます。本当に楽しんで、リフレッシュして帰りたいです」

 ※1 スペイン人のクリストバル・バレンシアガが1917年に設立したブランド。本店はフランス・パリ。バッグ、財布などが若い女性層に人気。

 ※2 アミパリスは11年にアレクサンドル・マテュッシ氏がパリで設立し「AMI」は同氏の頭文字。ウーフォスは表記が「OOFOS」。リカバリーサンダルのブランドで独自の特殊素材でビーチサンダルに欠けていた衝撃吸収、土踏まずのサポートを目的にデザイン。

 ※3 カナダ出身の双子のデザイナー、ディーン&ダン・ケイティン兄弟が立ち上げたイタリアンブランド。米歌手ブリトニー・スピアーズの衣装デザインも担当。

 ※4 アディダスと米ラッパーのカニエ・ウエストのタッグで生まれた人気スニーカー。新作は抽選で販売されるが即完売。ただ、アディダスが差別発言などで物議を呼んだカニエ・ウエストとの契約終了を発表し、生産終了が決定。

 ◇塩見 泰隆(しおみ・やすたか)1993年(平5)6月12日生まれ、神奈川県出身の29歳。武相から帝京大、JX―ENEOSを経て17年ドラフト4位でヤクルト入団。中堅のレギュラーに成長した昨季は9月18日の巨人戦でサイクル安打。Vに貢献しベストナインに選ばれると連覇の今季は初のゴールデングラブ賞も受賞。1メートル79、76キロ。右投げ右打ち。

  ≪ほのかCheck 全く嫌味ないデザイングッド≫とてもフランクで、海にぴったり合うコーデですね。私は海が大好き。写真を見て、一緒にハワイ旅行をしているような気分になりました。特に印象に残ったのが、山田選手にプレゼントしてもらったというバレンシアガのTシャツ。このブランドはロゴが全体に入っているデザインが有名なんですけど、塩見さんが着ているのは胸元に「NASA」と入っているもの。ハイブランドと分からせないデザインで嫌みな感じが全くしません。このTシャツを生かすシンプルなパンツもグッド。プレゼントした山田選手もセンスがいいな、と思いました。(CanCam専属モデル)

 《リーグV貢献も悔い残る失策》5年目の今季、塩見は130試合に出場し打率・276、16本塁打、54打点、24盗塁。リードオフマンとしてリーグ連覇に貢献も「65点。まだまだできたんじゃないか」と自己採点する。7月に新型コロナウイルスに感染して離脱しただけに「その後に成績が落ちた」と悔しさもにじませた。

 オリックスに日本一を譲った日本シリーズ第7戦のミスも忘れられない。0―2の5回2死満塁の中堅守備で左中間の飛球に追いつきながら後逸する失策。全ての走者の生還を許した。「あのせいで負けた。鍛え直して一回りも二回りも大きくなって来年を迎えたい」。悔しさを成長の糧とし、来季は球団初となるリーグ3連覇と日本一奪還に貢献する。

 《酒井宏樹とエール交換希望》今年、塩見はサッカー日本代表の酒井と顔が似ていると話題に。11月下旬のファン感謝デーではサムライブルーのユニホーム姿でW杯に出場中だった本人にエールも送り「周りからたくさん“似ている”と言われるので応援しちゃう」と語っていた。来年3月のWBCでは侍ジャパンの候補でもある男は「もし選ばれたら応援してくださると思う」とエール交換を期待した。

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