日本ハム・松本剛がソフトバンク移籍の近藤から新選手会長託され所信表明　「プレーで引っ張る」

杉谷氏（左）とトークショーを盛り上げる松本剛
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　新選手会長就任が決まった日本ハムの松本剛が16日、室蘭市内の結婚式場「アール・ベル・アンジェ室蘭」で今季限りで現役引退した杉谷拳士氏（31）とトークショーに出演した。ソフトバンク移籍が決まった高卒同期の近藤からバトンを受け、今季パ・リーグ首位打者が名実ともにリーダーとしてけん引することを誓った。

　「背中で語る…ではないが、プレーで引っ張っていければ」。例年は選手会納会で就任が発表されるが、当時は近藤の去就が不透明。近藤からは「来年（球団に）残ったら、もう一回、選手会長をやる」と伝えられており、移籍が決まって松本剛に託された。「同期の近ちゃんにお願いされたら、断る理由もない」と決心した。

　チームは主将を置かないため、選手会長が実質的リーダーとなる。松本剛は「プレーで引っ張らないと話にならない。いくら偉そうなことを言っても、結果を残さないと誰もついてきてくれない。野球の結果で語れるように」。若手の多いチームだけに、模範となるため、まずはグラウンドで結果を示す。

　「個人成績はもちろんだが、より一層、チーム成績に直結する仕事をしないと。自覚と責任を持って来季は戦いたい」。16年以来の日本一へチームをまとめあげる。（清藤　駿太）

　〇…トークショーでは杉谷氏が粋なサプライズを予告した。参加した7歳の女の子から「杉谷サンタさんになってほしい」とお願いされ、「24日はオーストラリアにいるので、当日はサンタの格好をしてインスタグラムからメッセージを送るね」と約束した。この日が球団の一員として参加する最後のイベント。今後は起業する予定で「経営者として北海道に恩返しがしたい」と語った。