DeNA・牧“2年目のジンクス”なし ミスター以来の偉業で2位貢献

[ 2022年12月17日 04:55 ]

DeNA・牧秀悟内野手
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 【データで振り返る22年12球団記録レビュー】DeNAの若き主砲・牧に“2年目のジンクス”はなかった。今季135試合で打率・291(セ8位)、24本塁打(同4位)、87打点(同2位)と結果を残し前年最下位のチームを2位に押し上げた。

 今季セで打撃3部門全て10傑入りは3冠王の村上(ヤ)、佐野(D)と牧の3人だけ。牧はルーキーだった昨年も打率・314=3位、22本塁打=8位、71打点=8位とトップ10入りしており、新人から2年連続は55、56年榎本喜八(毎日)、58、59年長嶋茂雄(巨)、98、99年高橋由伸(巨)に次ぐ4人目となった。さらに牧は2年連続20本塁打以上をマーク。新人から2年連続で20本塁打以上&3部門10傑入りは長嶋以来63年ぶり2人目の快挙だ。

 ただし、球場別の成績では偏りがあった。本拠地の横浜では67試合で打率・361。本塁打も16本あり、59打点はチーム全体(270打点)の22%を占めた。牧が打点を挙げた試合は25勝9敗、・735の高勝率をマークした。一方で横浜以外では68試合で打率・220、8本塁打、28打点と低調。特に東京ドームでは打率・133、0本塁打、2打点と抑えられ、敵地での活躍がさらなる飛躍への課題となった。

 今季出場した試合は全て4番だったが欠場が8試合あった。来季はDeNAでは村田修一ら5人しかいない全試合4番で25年ぶりの頂点を狙ってほしい。(記録課・八田 朝尊)

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2022年12月17日のニュース