元西鉄エース池永正明さん死去、76歳 高卒新人で20勝…田淵氏悼む「ジャンボは池永のプレーを見て…」

[ 2022年9月26日 19:00 ]

池永正明さん(2021年)
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 元西鉄投手で、「黒い霧事件」で永久失格処分となった池永正明(いけなが・まさあき)氏が、25日夕にがんのために福岡市内の病院で死去していたことが分かった。76歳だった。山口県豊浦郡(現下関市)出身。通夜、告別式など葬儀などは家族葬で営まれる。

 池永氏は高卒1年目に20勝を挙げて新人王に輝いた伝説のエース。69年オフに八百長にまつわる「黒い霧事件」に巻き込まれて永久失格処分となり、05年に処分を解除されて復権した。

 同じ1946年生まれで同学年の田淵幸一氏(本紙評論家)は「セとパで対戦することはなかったが、やはり同級生が亡くなるのは寂しい。一度、彼が中洲で営んでいたバー『ドーベル』に行って昔話をしたことがある」と故人を悼んだ。

 「ジャンボ(プロゴルファーの尾崎将司)が一番、仲が良かった。(西鉄に同期入団した)ジャンボは池永のプレーを見て野球を辞めてプロゴルファーになったんだ。黒い霧事件がなかったら、200勝をしていただろう。それぐらいの能力があった」とのエピソードも明かした。

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