新生・大阪桐蔭 強すぎ快勝発進 新主将にはエース左腕・前田「秋の日本一を達成できたら」

[ 2022年9月26日 04:00 ]

秋季高校野球大阪大会4回戦   大阪桐蔭11-0春日丘 ( 2022年9月25日    南港中央 )

<大阪桐蔭・春日丘> 新チーム初戦を勝利で飾り、校歌を歌う大阪桐蔭・前田(左) (撮影・後藤 大輝) 
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 高校野球の秋季大会が各地であり、大阪大会では来秋ドラフト上位候補左腕・前田悠伍(2年)が新主将に就任した大阪桐蔭が快勝し、5回戦に駒を進めた。

 今秋初の有観客試合で、新生・大阪桐蔭がベールを脱いだ。打線は初回から3本の適時打など一挙5得点の猛攻で先手を取り、計11安打11得点を積み重ねた。投げても先発の南恒誠(2年)が3回無失点など3投手で5回を“完封リレー”。盤石の試合運びで、公立の実力校である春日丘を圧倒した。

 新主将には、来秋ドラフト上位候補左腕のエース・前田が就任した。同校で投手が主将を務めるのは09年秋に就任した福本翼(現東芝)以来13年ぶり。左腕は「今まで野球をやってきた中でキャプテンをしたことがなかったので、最初は不安はあった」と胸中を明かしつつ、「一戦一戦を戦い抜いて、結果的に秋の日本一を達成できたら」と、秋の全国連覇に狙いを定めた。

 百戦錬磨の西谷浩一監督からも「一番経験を積んでいる。一番責任を感じてもらって前田が先頭を切ってやるのが一番良い」と期待を受ける。今夏の甲子園大会準々決勝・下関国際戦では決勝打を浴び、涙に暮れた左腕。あの悔しさを糧に、チーム一丸で覇権奪回を狙う。

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2022年9月26日のニュース