阪神・佐藤輝 難敵・大野雄から2安打 「自分なりに読みながら」対戦6試合全てで安打

[ 2022年6月25日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神6ー4中日 ( 2022年6月24日    甲子園 )

<神・中>6回、佐藤輝は二塁打を放ちベースを回る(撮影・北條 貴史)
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 難敵の大野雄から奪った4得点にはすべて阪神・佐藤輝が絡んだ。

 2回先頭では1ボールから2球目に来た真ん中付近のツーシームを中前打し、先制攻撃の口火を切った。2―2の6回1死一塁では追い込まれてから内角高めの直球を捉えた右中間二塁打で好機を広げて、糸原の一時勝ち越し打につなげた。

 「積極的に打って…というか、いい投手なので、どんどん振っていって、追い込まれる前に…とミーティングでも言われた。自分なりに読みながら打席に立っていました」

 前回5月6日の対戦でも延長10回2死から中越え二塁打を放ち、大野雄の完全試合を阻止した。昨季は2試合、今季は4試合目。球界屈指の左腕に対して初対戦から通算6度目で無安打で終わった試合は一度もない。大野雄からのマルチ安打は2度目を数え、通算19打数8安打で打率・421まで上げた。

 「チームで束になって、つないで点が取れた。前回のリベンジができたと思います」

 キラーぶりを改めて印象づけ、何よりも自らの活躍が勝利につながったことがうれしかった。10回完封を許した前回の借りを返し、表情からも充実感が伝わる。

 同点を許した直後の8回先頭では清水のスプリットを中前に運び、決勝点の起点をつくった。12日のオリックス戦以来、7試合ぶりの5度目の猛打賞。「勢いに乗っていけるように頑張っていきます」。3連敗で止め、再加速を誓った。(長谷川 凡記)

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