花巻東・佐々木麟太郎が適時打でV王手に貢献「自分らしいバッティング」 4連覇懸かる決勝に「一戦必勝」

[ 2022年5月28日 13:21 ]

春季高校野球岩手県大会 準決勝   花巻東13―0久慈 ( 2022年5月28日    野田村 )

<春季岩手県大会準決勝 久慈・花巻東>初回、千葉の適時三塁打で生還した花巻東・佐々木(左)は雄叫びをあげる (撮影・西川 祐介)
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 花巻東が岩手県大会準決勝で久慈に13―0で5回コールド勝ちし、決勝進出。東北大会への出場も決めた。第2試合の盛岡三―盛岡大付の勝者とあす、4連覇が懸かる決勝を戦う。

 初回に6得点、2回に5得点と自慢の強打戦で久慈を圧倒した。準々決勝で高校通算67号の本塁打を放った佐々木麟太郎(2年)は「3番・一塁」で出場し、2打数1安打1打点で1四球だった。2回は中前へ適時打を放った。

 「初回に相手投手の制球が定まっていない中で、しっかり点数を取れた。(6番の)千葉柚樹が勝負強く打ってくれてチームが勢いづいた。とにかく勝ち切れたことが非常によかったです。(2回の適時打は)風も吹いていましたし、力に逆らうことなくセンター前にしっかり、チームに徹して打てた。自分らしいバッティングができました」

 昨年12月に「胸郭出口症候群」で手術した両肩の回復具合は「センバツが終わってから調子が上がらなくて、状態は良くなかったんですけど、調子が良くないからこそ修正して今日までしっかり持ってこれたんじゃないかなと思います」と万全ではないが、打球に本来の力強さが戻りつつある。3回の最終打席は右飛に倒れたが「高めのストレートだったんですけど、自分の一番良いポイントで打てた。結果的にライトフライだったんですけど、自分的には当たりは悪くなかったと思います」と手応えを語った。

 あすは4連覇が懸かる決勝。「とにかく一戦必勝で、チームが勝つためにバッティングができればいいと思う。とにかく第1シードを取って、あす勝ってから東北大会に向けて準備していきたいです」と意気込んだ。

 ◇佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう)2005年(平17)4月18日生まれ、岩手県出身の17歳。幼少時から江釣子スポーツ少年団で野球を始め、江釣子中では金ケ崎リトルシニアに所属。花巻東では1年春からベンチ入りし、2年春に甲子園初出場。1メートル84、115キロ。右投げ左打ち。

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