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明大 完全V!現広島・森下擁した19年春以来6季ぶり、コイの右腕の元女房役・蓑尾サヨナラ犠飛

[ 2022年5月24日 05:30 ]

東京六大学野球第7週最終日   明大1-0立大 ( 2022年5月23日    神宮 )

<明大・立大>優勝し、笑顔で記念撮影する明大ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 明大が6季ぶり41度目のリーグ制覇を果たした。立大との3回戦で、延長11回に6番・蓑尾海斗捕手(4年)がサヨナラ右犠飛を放った。2勝1分けで勝ち点を5とし、前回優勝の19年春以来の完全優勝を達成。東京六大学野球連盟代表として、3年ぶり19度目の全日本大学野球選手権(6月6日開幕、神宮ほか)への出場を決めた。

 蓑尾は一塁側スタンドを見た。メンバーから外れた部員たちは、祈るような表情だった。0―0のまま迎えた延長11回1死満塁の絶好機。初球を捉え、サヨナラの右犠飛になった。

 「初球を打たないと終わってしまうと思った。(サヨナラの瞬間は)言葉にできないものがありました」

 2月に中心打者の村松主将が右膝手術で離脱。全15試合で10通りの先発オーダーを組んだ中で、蓑尾は全試合で先発マスクを任された。5勝の村田、4勝の蒔田の両3年生右腕ら下級生中心の投手陣を引っ張った男が、最後はバットで決めた。

 1年生だった19年春は、前回優勝を決めた試合で当時4年の広島・森下とバッテリーを組んだ。2年時は伸び悩んだが、昨秋から正捕手に定着。「地味に犠飛というのが蓑尾らしいですね」と笑った田中武宏監督は20年の就任後、リーグ戦初優勝。「4年生が決めてくれていい形で終われた」と目を細めた。

 「下級生がやりやすい環境をつくりたい」と村松主将が中心となり、以前は下級生が行っていた練習用具の用意を4年生が行うなど改革を進めた。その結果、2年の宗山が打率・429、3年生の4番・上田が15打点と、主将の穴を3年生以下が見事に埋めた。

 19年秋以来、5季ぶりに勝ち点制が復活した今春。東大戦以外は3試合以上を戦い全カードで勝ち点を奪う完全優勝を果たした。前回出場の19年全日本大学野球選手権は優勝。「先輩たちに負けないように優勝したい」と蓑尾。リーグ優勝の次に日本一を見据えた。(田中 健人)

 《手術明け村松主将「まだ通過点」》2月に右膝手術を受けた明大主将の村松は試合終了後に目を潤ませながらナインと喜びを分かち合い「試合に出ている、出ていないに関係なく優勝に向かっていた。いい結果になってうれしい」と語った。手術の影響もあって今春はこの日の10回の代打出場を含め、3試合に出場したのみ。プロも注目する内野手は、全日本大学野球選手権に向けて「リーグ優勝はまだ通過点。日々成長して、明治らしい野球をしたい」と日本一を誓った。

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