ソフトバンク・デスパイネ ファウルなのにダイヤモンド1周

[ 2022年5月20日 22:22 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1―8ロッテ ( 2022年5月20日    ペイペイD )

ソフトバンク・デスパイネ


 ソフトバンクのデスパイネが大ファウルでダイヤモンドをゆっくり1周する珍事があった。

 1―8とロッテ大量リードの9回無死一塁。代打で打席に立ったデスパイネは、ロッテ八木の148キロの真っすぐを右翼ポール際に運んだ。際どい打球だったが、わずかに切れる大ファウル。しかし、デスパイネは悠然と二塁から三塁へ進みゆっくりホームベースを踏んだ。場内アナウンスも三塁を回るあたりで「デスパイネ選手が1号ホームラン」と思わずアナウンス。ロッテ・井口監督は苦笑いでベンチで首をかしげながらファウルをアピールした。

 一塁塁審は打球の行方を追って一瞬、手を挙げかけたように見えたが、明確なジェスチャーではなく、審判団がマウンド付近に集まって確認。長い協議とはならず短時間で一塁塁審が両手を挙げて、ファウルを示した。

 ファウルの結果をデスパイネは淡々と受け入れ、ソフトバンクベンチからの抗議もなく混乱なく試合再開。デスパイネは松田から肩を叩かれて再び打席へ入り、カウント2―2で再開すると、次のボールで見逃し三振となった。

続きを表示

2022年5月20日のニュース