亀山つとむ氏 日本ハムのバント攻撃にも動じなかった藤浪 今は内容より結果で信頼を勝ち取れ

[ 2022年2月12日 05:30 ]

練習試合   阪神3ー3日本ハム ( 2022年2月11日    名護 )

亀山つとむ氏

 【亀山つとむ CHECK】 意表をつく初回先頭打者からの3人連続バント攻撃にも、藤浪は冷静だった。新庄監督としては若手の小技の能力を試したかったのと、藤浪が制球を乱したり、一塁へのショートスローでミスすることを期待したのかもしれないが、イライラすることはなかった。

 3回無失点と結果を出し、最大の武器であるスピードのある球を投げたことも対外試合での収穫だ。スライダー、カットボール、そしてカーブと投球の幅を広げる変化球にも実戦で取り組んだのは評価したい。

 先発で挑戦を決めた今シーズン。ローテを目指すからには、出来が良くても、もう一つでも、コンスタントに長いイニングを投げることが求められる。いい形をいかに継続できるかが、チームの信頼を得ることにもつながる。

 これまでの発言を聞くと、内容にこだわるタイプが藤浪だ。だが、今の立場だと内容よりも結果が必要。今後は相手も本番モードで入ってくる。常に結果で答えを出すことに全力を傾けてほしい。(スポニチ本紙評論家)

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