オリックス新人コンビ躍動 渡部レーザービーム! 池田タイムリー三塁打! 中嶋監督にアピール成功 

[ 2022年2月12日 05:30 ]

紅白戦   紅組2ー1白組(特別ルール) ( 2022年2月11日    SOKKEN )

1回無死、渡部遼人は左前打で出塁する(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスは11日、今年のチーム初実戦となる紅白戦を実施し、期待のルーキーたちが攻守に躍動した。

 「結果を意識せず打席に立って、背伸びせず自分の実力を出そうという意識が結果につながったと思います」

 大きな存在感を発揮したのは1メートル70、67キロの小兵だった。紅組の「1番・中堅」で先発出場のドラフト4位・渡部(慶大)はまず初回、白組先発の左腕・佐藤一から“プロ初安打”となる左前打を放つと、1死一塁、打者・太田への2球目で果敢に二盗も企図。惜しくも同期入団の同3位・福永(国学院大)の強肩に阻止されたが、50メートル走5秒9、東京六大学リーグで成功率10割の通算24盗塁を記録した持ち味を積極的に売り出した。守っても直後の初回無死一塁、来田の中前打で一気に三塁を狙った俊足・佐野皓を好送球で刺し、強肩を誇示した。

 輝きを放ったのは大卒組ばかりではない。紅組の「5番・右翼」で先発した高卒の同5位・池田(大阪桐蔭)も4回2死一塁で右中間を深々と破る適時三塁打を放ち、「悔いの残らない打席にしようと思った」。池田の直前には育成1位・山中(BC茨城)も左前適時打でアピールした。

 見守った中嶋監督は渡部について「実戦向きかなと思います」と評価した上で、二盗を阻止した福永も含めて「走った方も刺した方も、いいアピール」と、うなずいた。

 ◇渡部 遼人(わたなべ・はると)1999年(平11)9月2日生まれ、東京都出身の22歳。桐光学園では甲子園出場なし。慶大では1年春からリーグ戦出場し、4年秋に外野手のベストナイン。21年ドラフト4位でオリックス入り。1メートル70、67キロ。左投げ左打ち。

 ◇池田 陵真(いけだ・りょうま)2003年(平15)8月24日生まれ、大阪府出身の18歳。大阪桐蔭では2年夏の交流試合と3年春夏に甲子園出場。高校通算25本塁打。21年ドラフト5位でオリックス入り。憧れの選手は高校の先輩にあたる西武・森友哉。1メートル72、85キロ。右投げ右打ち。

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