阪神・村上 2回完全も「内容はまだ」 超スローカーブで緩急つけ、持ち味は発揮

[ 2022年2月12日 19:11 ]

練習試合   阪神3ー0楽天 ( 2022年2月12日    宜野座 )

<阪神春季キャンプ 練習試合 神・日> 4回、登板する村上 (撮影・平嶋 理子)
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 阪神・村上頌樹投手(23)が12日、楽天との練習試合に2番手で登板して2回打者6人を計22球で完全に抑えた。今初初実戦だった8日の日本ハム戦はソロ被弾して2回1失点。結果の上では巻き返しても、「内容はまだ。もっともっと高めていかないといけないと思った。カウントをもっと有利にしていかないと苦しくなる」と厳しく振り返った。

 4回に登場。1死で迎えた和田を4球連続の直球で追い込み、最後は超スローカーブで空振り三振に仕留めた。「頭になかったのかな、と。カーブは緩いので武器かな…と思う。真っすぐは速くない。やっぱり緩急を使わないといけない」。5回1死でも辰己に対して高めから沈めた変化球で見逃し三振を奪うなど持ち味は発揮した。

 ドラフト5位で入団した昨春キャンプは東洋大時代に負った右腕肉離れの影響で2軍調整。昨季ウエスタン・リーグ3冠(10勝、防御率2・23、勝率・909)を引っさげ、初1軍に抜てきされた今春は生き残りの争いが本格化してきた。

 降板後はブルペンで投球練習を追加。「真っすぐは前回に比べて良かった。もっとカウントを良くして、決めるところはしっかりストライクからボールに。力んで浮かないように意識した」と実戦で得た反省をすぐに生かし、修正に努めた。

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2022年2月12日のニュース