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阪神・岩貞 7回か8回に1イニング限定起用へ 金村コーチがセットアッパーのエースとしてフル稼働期待

[ 2022年1月25日 05:30 ]

福岡県内で自主トレを行った岩貞(球団提供)
Photo By 提供写真

 阪神・金村曉投手コーチ(45)が24日、甲子園球場で取材に応じ、岩貞祐太投手(30)を、7回か8回に、1イニング限定で起用する方針を明かした。9回打ち切りだった昨季と違い、今季は延長12回まで行われる予定ながら、先発経験が豊富な左腕にロングリリーフを任せることはない。セットアッパーのエースとして1年間フル稼働を期待した。

 2年連続セーブ王のスアレスが抜けて混沌(こんとん)とする「勝利の方程式」の解が、具体的に見えてきた。甲子園球場を訪れた金村コーチはこの日、岩貞の起用について「1イニングのセットアッパーで期待している」と明言。中継ぎエースとして、登板イニングを限定する方針を明かした。

 シーズン最初から初めて中継ぎでスタンバイをした昨季は、防御率4・66と苦しんだ。年間通じてパフォーマンスを維持できなかった要因を、金村コーチは「肩をつくって投げないことも多かった。それが蓄積疲労になった」と分析している。

 その反省から、セットアッパーのエースと位置付け、役割を、7回か8回、1イニングに限定する考え。起用する回は流動的ながら、「(昨季は)勝っている場面での7回というのが理想で、そこ(セットアッパー)をまた勝ち取ってほしい」と期待を込めた。

 9回打ち切りだった昨季と違い、今季は3年ぶりに延長12回制が復活する方向だ。プロ8年間で93試合の先発経験がある30歳の左腕には、回またぎの登板の可能性があると思われたものの、「そこは若手」と否定した。

 岩貞はこの日、甲子園球場に姿を見せ、「勝ちパターンで投げることしか頭にない」と22年への決意を示した。オフに、07年セーブ王の元ソフトバンク、馬原孝浩氏(火の国サラマンダーズ監督)の指導のもと「(プロに入って)1番ウエートトレーニングをした」と、胸を張るほど体を鍛えた。

 これまで体重を調子のバロメーターの一つにしていたが、「今年は筋力トレーニングでパフォーマンスの維持をしていきたい」と1シーズンを通じてトレーニングを続けて筋肉量を保つ考え。終盤の1イニングは、この男に決まりだ。(倉世古 洋平)

 《「7回の男」候補多数》中継ぎで明確にポジションを確立しているのは岩崎ただ1人と言っていい。新助っ人のケラーは守護神候補も未知数。勝ちパターンでは昨年は固定できなかった「7回の男」に岩貞、小川が名乗りを上げ、昨年44試合に登板した馬場、斎藤、小林も候補だ。若手では直球が魅力の湯浅、2年目を迎えた石井が1軍キャンプに名を連ね、ドラフト5位の岡留(亜大)は2軍から巻き返しを図る。

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