センバツ当確・関東王者のチームカラーに変化 強打を誇る茨城・明秀学園日立は投手王国へ

[ 2022年1月25日 21:33 ]

チームをけん引する茨城・明秀学園日立の石川ケニー主将(左)(撮影・柳内 遼平)
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 第94回選抜高校野球大会(3月18日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が、28日に開催される。明秀学園日立(茨城)は昨秋の関東大会で初優勝を果たし、4年ぶり2度目のセンバツ出場の当確ランプを灯した。昨秋の公式戦は9試合で68得点を挙げた攻撃力に定評があったが、冬の練習期間で投手陣が大きく成長を遂げた。

 最速142キロを誇るエース・猪俣駿太(2年)は昨秋の関東大会、明治神宮大会の全試合で先発登板した大黒柱だ。1メートル84の85キロの体躯を持つ長身右腕はギアを使い分ける直球とカットボール、フォークなど多彩な変化球をコーナーに集める投球で白星を積み重ねた。公式戦全9試合中8試合に登板したこともあり、この冬は体のケアと体づくりに励んだ。2キロ増量して体を厚くしたプロ注目右腕は初の聖地を見据え「自分の粘り強さを見せたい」と意気込んだ。

 背番号1をかけた争いは激化している。昨秋は左肘の疲労骨折で主に右翼手を務めた石川ケニー(2年)はプロ注目の最速140キロ左腕だ。現在は「痛みはない」と投手練習に復帰し、センバツのマウンドを目指している。

 最速140キロ右腕・岡部真之祐(2年)も成長著しい。スピンの効いた直球の威力はチーム内屈指で「背番号1を取ってチームを引っ張っていきたい」と力を込める。

 データのない「秘密兵器」も相手校にとっては不気味だろう。最速142キロ右腕・近藤悠人(1年)は宮城仙北ボーイズでプレーした中学時代に甲子園優勝経験のある複数の名門校など40校以上からオファーが届いた大器だ。入学以来、徹底したランメニューで体を鍛え、変化球の制球力アップを果たし「頑張っている姿を地元の方にテレビで見てもらいたい」とセンバツでのベンチ入りを狙う。

 2度目の甲子園出場となる明秀学園日立。18年のセンバツでは初出場ながら、3回戦進出を果たした。関東を制した打撃力に、成長を遂げた投手陣が加われば、上位進出が狙える。
(柳内 遼平)
 
 ◇猪俣 駿太(いのまた・しゅんた)2004年9月8日生まれ、福島県喜多方市出身の17歳。小2から会津喜多方リトルリーグで野球を始める。喜多方第一中では喜多方ボーイズに所属。明秀学園日立では2年秋からベンチ入り。憧れの選手はエンゼルス・大谷。遠投100メートル。50メートル走6秒8。1メートル84、85キロ。右投げ左打ち。

 ▼一言メモ (憧れの大谷のように二刀流を目指す5番打者)自分が打つことで自分の助けになる。

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