広島・森下 初の開幕投手へ大瀬良、九里に宣戦布告「負けないように競争意識持って取り組みたい」

[ 2022年1月24日 05:30 ]

マツダスアジアムで大瀬良とトレーニングする広島・森下
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 広島・森下暢仁投手(24)が師匠に恩返しの開幕投手奪取を誓った。沖縄市内を拠点に6日から19日まで、大瀬良らと合同自主トレを行った。今季開幕は3月25日のDeNA戦(横浜)。「開幕戦で投げたい気持ちはずっと変わらない。負けないように、競争意識を持って取り組みたい」と尊敬する大瀬良、昨季最多勝13勝の九里に宣戦布告した。

 目標の大役を3年連続で務めているのが大瀬良。恐ろしいほどのストイックさで仕上げていたことを知った。「人生で一番というくらいに追い込んだ」。片道50メートルの往復走は休憩20秒のみで約50本。ポール間走を40本こなしてから、下半身のウエートトレーニングに向かう日もあった。

 しなやかさを求め本格的な筋トレを避けてきたため、連日の筋肉痛に苦しめられ「しんどかったし、もうめちゃくちゃ走った」。直近2年間は、春季キャンプ前に大瀬良が開幕投手に内定していたものの今季は未定。佐々岡監督は大瀬良、九里、森下の3人を春季キャンプから競わせて決める方針を明かしている。「目標は日本一。個人では開幕投手と、チームで一番多く勝つこと。最優秀防御率や15勝を目指したい」。刺激的な師弟関係が、相乗効果を生んでいる。(河合 洋介)

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