福本豊さん「ほな走ったるわ!いうて」 “半ギレ”で走って世界記録達成「ホンマにしょうもない盗塁」

[ 2022年1月24日 17:54 ]

福本豊氏
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 阪急(現オリックス)黄金時代の選手で通算1065盗塁、シーズン106盗塁など驚異的な日本記録で知られる野球解説者の福本豊さん(74)が23日に放送されたTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にリモートでゲスト出演。パーソナリティーを務めるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)を相手に現役時代の思い出を語った。

 福本さんは1983年6月3日に行われた西武戦(西武)で9回に三盗を決め、当時の世界記録となる通算939盗塁を達成した。だが、日ごろから「意味のない盗塁」に興味がなかった福本さんはこの世界記録について「一番面白ない盗塁やったんです」とまさかの回答。「いや、ホンマにね…。その日の1回ですかね、盗塁のタイ記録したんです。それでずっと回が進んでいって。5点か6点ぐらい、もう最終回に負けてたのね。その時に監督、コーチが盗塁のサイン出すんですが『イヤや』『イヤや』っていうサイン出してたんです」と当初は盗塁することを“拒否”していたことを明かした。

 「『イヤや』っていうサインがあるんですか…」と笑いの止まらない石橋。だが、福本さんは「『もう走らん!』ってのはありました」とあっけらかんと口にし「それで2番の弓岡がですね、セカンドゴロ打って自分を進めたんですね。で、セカンドの山崎さん。ショート石毛に放りゃいいのに、ファーストに放って僕がセカンドに残ったんです。それで一生懸命『走れ』『走れ』っていうてるのにけん制をどんどんしてきたもんですから。ほな走ったるわ!いうて」とややキレかかった中での世界記録達成だったとまさかの舞台裏を明かした。

 「ほな走ったるわ…」と福本さんのセリフを繰り返して笑いの止まらない石橋。だが、福本さんは「だからあまり簡単にできたらおもしろないし、点数5点も入っとって走って1点入っても2アウトやったら負けでしょ。おもしろないですわ、もう。数だけ狙っても」と世界記録達成時の偽らざる胸中を明かし、花束贈呈だけでなく敵地で花火が上がった演出にも「花火なんか全然知らんし、見てなかったし。花束でニコッと笑ってないんですよ。ブスーっとして。ホンマにしょうもない盗塁やったんです」と続けると、石橋は大笑いしつつも「盗塁への美意識っていうのはやっぱ福本さん、違ったんですね…」と感心しきり。福本さんは「緊張してしびれるところが良かった」と39年前の“舞台設定”にいまだ納得していない様子だった。

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