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オリックス・中嶋監督 ドラ1・椋木に「栗林ロード」歩ませる 「最初は抑え、次の年に先発と…」

[ 2022年1月4日 05:30 ]

即戦力候補のオリックスドラフト1位・椋木

 「栗林ロード」が、お手本だ。オリックス・中嶋聡監督(52)がドラフト1位・椋木(東北福祉大)の育成プランについて言及。昨年の広島・栗林の起用方法を含む成長曲線を、参考材料にする意向を明かした。

 「特殊な例かもしれないけど、広島の栗林投手。新人でいきなりストッパーをして、どれくらい負担がくるのか、見てみたいのはある。最初に抑えをやって、次の年は先発という方が、うまく選手生命が…というかね」

 即戦力候補のドラ1右腕の能力を、最大限に引き出す方向性を模索する。椋木がプロの世界で掲げる目標は、「100勝100セーブ」。最速154キロの直球に、空振りを奪えるスライダーとフォークが持ち球で、先発、抑え、いずれの起用にも耐えられる素材だ。

 注目の起用法。その判断材料の一つが栗林の成功例となる。昨年は新人ながら東京五輪で侍ジャパンの守護神を務め、金メダル獲得に貢献。チームでも、プロ野球新人最長となる開幕から22試合連続無失点を記録し、プロ野球新人最多タイ37セーブ、防御率0・86と抜群の安定感を発揮した。その歩みが、最高のお手本と言える。

 椋木はかねて、「先発でも抑えでも任された場所で抑えたい。2年連続優勝へ少しでも力になりたい」と話しており、指揮官は新人合同自主トレや春季キャンプなどの期間を通して適性を見定めていく方針。96年以来のリーグ連覇、そして日本一へ、貴重な新戦力として育て上げる。(湯澤 涼)

 ▽広島・栗林の新人守護神 開幕前、当初の守護神筆頭候補だったフランスアが新型コロナ感染と右膝の手術で離脱。佐々岡監督は3月19日、すでに対外試合で中継ぎとして勝負強さを発揮していたドラフト1位新人の栗林を守護神に据える決断を下す。大役を任された栗林は開幕2試合目の3月27日、中日戦でプロ初登板初セーブを皮切りに、デビューから22試合連続無失点。7月14日の中日戦から20試合連続セーブを含む37セーブで、15年山崎康(D)に並ぶ新人最多記録の活躍で指揮官の期待に応え、新人王に輝いた。

 ◇椋木 蓮(むくのき・れん)2000年(平12)1月22日生まれ、山口県山陽小野田市出身の21歳。高川学園では2年夏に甲子園出場も登板なし。東北福祉大では1年春からベンチ入りし、4年時の大学選手権で最速154キロを計測した。仙台六大学リーグ通算38試合で15勝1敗、防御率0・69。3年秋にMVP、4年秋に最優秀投手賞に輝いた。1メートル79、84キロ。右投げ右打ち。

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