京都国際・森下 目指すは“ドクターK”松井なみの伝説級快投! 「プロ一本。1位を目指します」

[ 2022年1月4日 09:00 ]

2022年ドラフト候補選手特集

京都国際・森下瑠大

 2022年のドラフト候補は粒ぞろいだ。昨夏の甲子園大会で活躍した京都国際・森下瑠大投手、近江・山田陽翔投手の「左右の二刀流」に、大阪桐蔭の松尾汐恩捕手(いずれも2年)は、そろって1位指名を狙える力を持つ。社会人では、大阪ガスの河野佳投手(20)が社会人No・1右腕として呼び声高い。秋に向け、注目度が増すであろう逸材を紹介する。(取材・北野 将市)

 昨夏の甲子園大会4強の活躍は記憶に新しい。3回戦の二松学舎大付戦で本塁打に決勝三塁打など打撃にも非凡なものを見せる京都国際の左腕・森下は一切の迷いなく上のステージに照準を定める。

 「プロ一本でいこうと。(ドラフト)3位以上ではかかりたい。1位を目指します」

 最速143キロの直球は伸び、キレともに一級品。変化球も同じ腕の振りで球の出どころが見えづらく、どの球種でも空振りを取れる。冬場の厳しいトレーニングの中、好物の焼き鳥と500グラムの白米を1日3回、間食として取り入れ体重は昨夏から5キロ増。「最速150キロ、常時144~146キロは出せるように」と威力アップを狙う。

 楽天・松井裕樹を手本に、グラブも同じモデル&カラーを使用する。プロのスカウトも「現状で3位以内は堅い。どれだけ伸びてくるか」と一冬越しての成長に期待する。12年夏の甲子園大会で1試合最多奪三振記録22を樹立し1位指名された憧れの人同様に伝説級の結果を残し、最上位でプロの扉を開く。

 ◇森下 瑠大(もりした・りゅうだい)2004年(平16)9月19日生まれ、京都府福知山市出身の17歳。昭和小1から野球を始める。南陵中では福知山ボーイズでプレーし全国大会出場。京都国際では1年秋から主戦を務め2年春夏連続で甲子園出場。1メートル80、78キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

2022年1月4日のニュース