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阪神・岩崎 村上キラー継続誓った!今季10打数無安打“日本一の4番”来季も封じて野球好き増やします

[ 2021年12月26日 05:30 ]

野球教室で子どもたちに金メダルを披露する岩崎(右)(撮影・平嶋 理子)
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 阪神の岩崎優投手(30)が25日、日本一となったヤクルトの4番打者である「村上キラー」の継続を宣言した。5厘差でリーグ優勝を逃した相手主砲に対し、今季10打数無安打で6奪三振と完璧に封じ込んだ。この日は、大阪市内で侍・athlete主催「岩崎優の夢授業」に参加し、小学生を対象に野球教室を実施。野球人口の減少にも危機感を持っており、球界屈指の強打者を力でねじ伏せ、子どもたちに夢を与えることも誓った。

 輝く目、耳を澄ませば聞こえてくる小さな鼓動の数々に、闘志は高まった。プロとしての使命、マウンドで体現すべきパフォーマンス。小学生約60人と接した後の岩崎の言葉には責任感がにじんだ。

 「自分の投球を見て野球が好きになるような子どもたちが一人でも増えたら。野球に興味を持ってもらえたらいいと思う」

 近年ささやかれる野球人口減少の報に「やっぱり、そういうことは聞こえてくる。少しでも止めることができれば」と表情を引き締める。16年から「夢授業」と銘打って野球教室を“主催”してきたのも、野球界の裾野を広げることに貢献したい思いがあるからこそ。最高峰の舞台で極上の投球を見せることも、その一つになる。

 「誰を抑えるとか強く意識することはないですけど、自分がそういう(球界を代表する)バッターを抑えることで子どもたちが喜んでくれたり、野球っていいなと思ってもらえたらうれしいですね」

 虎のセットアッパーとして、強打者をなぎ倒してきた。出色なのはリーグ優勝したヤクルト・村上に対し10打数無安打6奪三振。村上と10打席以上対峙(たいじ)した投手15人で唯一の被打率ゼロだった。昨年8月23日の対戦で左前打を許したのを最後に1四球を挟んで14打席連続で沈黙させている。

 「今年は1本も打たれていないですね。そういう感じで、来年もできるだけいけたらいいですけど」。当然ながら、研究されることも想定しており「相性は毎年変わりますし、1本打たれただけで負けることもある。10の1でも、その1本で負けることはあるんで。ヒット1本で相手が変わったりもする」と通算20打数2安打でも油断はない。

 新外国人のケラー(パイレーツ)と新守護神候補に挙がり、05年以来のリーグ優勝へ鍵を握る存在の一人。その躍動が多くの夢を生み出す。(遠藤 礼)

 《サプライズ登場に歓声》「岩崎優の夢授業」は16年から今回が6回目で、この日は「三国少年野球団」の約60人が参加した。子どもたちに事前告知はなく、練習中にジャージー姿にグラブを持った岩崎が登場すると、どよめきと歓声が起こった。キャッチボール、けん制練習などを見守り、最後は打撃投手を務めて全員と対戦。今年1月のオンラインによる「夢授業」にも参加した岡前泰河君(10)は「ピッチャーで投げる時はバランスが大事だと教わりました」とうなずき、バッテリーを組む難波輝人君も「ボールが速い。体が大きかった」と声を弾ませた。

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