DeNA 最下位も年俸総額4.4億円増 選手流出食い止め中長期的な戦力強化に

[ 2021年12月23日 05:30 ]

初日の舞台あいさつをした(左から)今永、三浦監督、佐野(撮影・篠原岳夫)
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 DeNAは今永が横浜市内で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億円でサイン。これでチームは全選手との契約更改を終えた。

 現時点での年俸総額は今季の開幕時から約4.4億円増。6年ぶりの最下位と低迷したチームとしては異例だが、仕事納めを迎えた三原一晃球団代表は「三浦監督に万全の状態で来年スタートしてもらいたい。その思いの表れ。新しいことも実行した」と説明した。

 「新しいこと」とはFA権取得前の主力選手との複数年契約。宮崎と年俸2億円の6年契約、桑原と同1億500万円の4年契約、三嶋と同1億2000万円の3年契約を結んだ。この日は来日2年目を終えたオースティンと、9000万円増の年俸2億円での3年契約を発表(4年目は球団側に選択権)。三原代表は「昨オフ(梶谷、井納の)2選手が(巨人に)移籍した。それは小さくない出来事」と説明した。流出を食い止め、中長期的な戦力強化につなげたい考えだ。

 「今年の結果を踏まえ、できるだけのことはしようと思った」と三原代表。三浦監督の2年目のシーズンに向け、態勢を整えた。 (大木 穂高)

 《三浦監督ら舞台あいさつ球団公式ドキュメンタリー映画「BBB」》球団公式ドキュメンタリー映画「BBB(BAY BLUE BLUES)」(取材協力・スポーツニッポン新聞社など)が公開初日を迎え、横浜市内の劇場で三浦監督、佐野、今永が舞台あいさつに立った。同回のチケットは発売約5分で完売。満員の約400人のファンを前に、指揮官は「映画を見て1年間の悔しい思いがフツフツと湧いてきました。でも、たくさんの方に見てもらいたい」と話した。

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2021年12月23日のニュース