オリ・山岡 ぶっつけ復活星!チームメートとの約束守り、6月22日以来の1軍マウンドで難局で制した

[ 2021年11月26日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2021第5戦   オリックス6-5ヤクルト ( 2021年11月25日    東京D )

<日本S ヤ・オ5> 8回途中からマウンドに上がった山岡 (撮影・平嶋 理子)   
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 ヤクルトに持って行かれそうなマズい流れを食い止めた。意気消沈しそうなベンチの雰囲気を必死に盛り上げた。オリックス・山岡が同点とされた8回1死で、今シリーズ初登板。サンタナへの初球は目いっぱいに腕を振っての外角148キロの真っすぐだった。ただいま――もう大丈夫です――というファンへの復帰あいさつだろう。最後はカットボールで二直、中村には四球を与えたが、オスナを左飛。直後に味方打線が勝ち越したのは偶然ではない。

 「この日のために戻ってきた?いい場面で投げさせてもらってめちゃくちゃ感謝しています。ワクワクした分、かなり力は入ってしまいましたが、流れと球場の雰囲気を変えたいなと思いました。ゼロで次につなげようと思って、結果的にそうなってよかったと思います」

 6月22日の日本ハム戦で初回を投げ終えたところで右肘に違和感を覚え、降板。一度は8月15日ウエスタン・リーグ阪神戦で復帰した。しかし同24、25日の同戦で1イニングずつの連投テストに臨んだところ「骨折(ひび)」が見つかり、再び離脱。9月17日に岡山県内の病院で右肘クリーニング術を受けた。12試合で3勝4敗、防御率3・89。本来なら今頃は来季復帰へ向かっていたが、チームメートから日本シリーズには間に合うと激励され、約束通り、この舞台に連れてきてもらった。

 「限られたチーム、限られた人しか投げられない舞台。ケガで離脱していたのに、こうやって投げさせてもらって…」。19年には13勝(4敗)を挙げたエース格。レギュラーシーズンでは18年10月5日のソフトバンク戦以来となる救援登板だったが、第4戦からブルペン待機し、「メンバーに入った時から、どんな場面でもチームのためにと準備はしていました」。チームを救って、恩を返した。

 「勝利投手はラッキーですね。ツーアウトだけとって」。ヒギンスやバルガスら救援陣が崩れる中、山岡の笑顔はチームを安心させる。

 《トレーナーも復活劇に感激》瀬戸内高時代から山岡が師事する高島誠トレーナーも復活劇を喜んだ。「最高の場面で投げさせてもらってありがたかったです」。球団のリハビリメニューに補足する形で今回もサポート。「焦りすぎないよう、良い意味でバランスを取りながら」。動きが悪くなっていた胸郭の動きを改善。術後2カ月での登板にこぎつけた。

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