巨人・原監督 丸のセーフティーは「もちろんサインですよ」亀井も決めた!「戸郷のバント以外はね(笑)」

[ 2021年11月7日 18:30 ]

CSファーストステージ第2戦   巨人4―2阪神 ( 2021年11月7日    甲子園 )

<セCSファーストS 神・巨>スタンドのファンに手を振る原監督(中央)ら巨人ナイン (撮影・森沢裕)
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 2年ぶりに開催されたセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)は7日、甲子園でファーストステージ第2戦が行われ、3位の巨人が2位・阪神に4―2で逆転勝ちを収めて2連勝。6年ぶりにリーグ優勝したヤクルトが待ち受けるファイナルステージ進出を決めた。巨人がファーストステージを無傷の連勝で突破するのは2010年、18年に次いで3度目。10日に神宮で開幕するファイナルステージは6試合制で行われ、ヤクルトにアドバンテージ1勝が付与される。

 巨人・原辰徳監督(63)との試合後の一問一答は以下の通り。

 ――敵地で連勝でファーストステージ突破を決めたが、振り返って?

 「そうですね。先制された非常に苦しい展開だったんですけど、前半のうちに早い回でうまい具合に逆転できたというのは大きかったのかなと。ただ、本当にギリギリの場面が多くてね。ピッチャーもよく頑張ったと言えば、頑張ったんですけども、守備も含めてね、守ることがしっかりできたということだと思いますね」

 ――ピッチャー8人の総力戦だった

 「そうですね、やっぱり先発ピッチャーがああいう状態でね、2回をもっていないということになるとね、こういう状況になりますね」

 ――逆転は下位打線からつながった

 「そうですね。やっぱりひとつの、我々にとっては非常に良かったところからですね」

 ――もう1点ほしいところでは、8回は丸、亀井、ウィーラーが役割を果たした?

 「ですね。非常に貴重な1点になりましたね」

 ――連勝で舞台は神宮に移るが、次の戦いに向けて

 「まだ終わったばかりなのでね。少し選手たちも、私自身もリラックスして、ちょっと時間がありますので、挑戦権を得たという部分に関しましてはね、しっかり戦って行きたいと思います」

 ――4番丸は昨日に引き続き適時打

 「ですね!守備でも非常にいい守備をしていましたし、けん引してくれましたね」

 ――3回に代打の八百板をヒッティングさせた意図は1点ではダメとの判断からか

 「なんて言うんだろう、ピッチャーも、向こうの先発ピッチャーもね、苦しんでいましたし、八百板に懸けたというところですね」

 ――続く松原の適時打も大きかった

 「ね!ここのところ、勝負強さも出てきたしね、視野も広がったんじゃないかなというふうに思いますね。昨日もそうだったけど、2アウトからね、やっぱり点が、2番、3番をカバーした2アウトからっていうのは非常に大きいですね。大きかったですね。それが逆転タイムリーになったわけだしね」

 ――リリーフ陣も3回以降は無失点

 「内容はともかくとしても、0点に抑えたということは総力戦だったでしょうね」

 ――戸郷は慣れないリリーフで踏ん張った印象

 「まだね、途上だから!彼は。やっぱりわれわれは少し、厳しい目線というものは彼に送る。あぁ、良かった、良かった、と言っている人ではないと思いますね」

 ――鍵谷が好リリーフ

 「あそこの場面で、やっぱり1ボールからインサイドに投げられる。追い込んでも真っすぐ、真っすぐで勝負できたっていうのはね、あの辺がやっぱりピッチャーとしては非常に重要な目に見えない精神というかね、そういうものじゃないかなと。改めて彼のピッチングはね、敬意を表するところですね」

 ――8回の丸のセーフティーバントはサインか

 「もちろんサインですよ。もうこういう状況の中ではね」

 ――改めてバントの重要性が出た場面

 「亀井もあそこでね、決めましたしね。高校野球は比較的バントって決めやすいんだけど、プロ野球の場合って投げるボールが非常に厳しいボールという点では、決して簡単なプレーではないんですね。そういう意味ではよく準備をして、結果を出してくれた。まぁ、戸郷のバント以外はね(笑)」

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