国学院久我山・斎藤 「白黒」張本氏の打撃動画参考に4の4「腹をくくって思い切り打てた」

[ 2021年11月7日 05:30 ]

秋季高校野球東京都大会準決勝   国学院久我山14-3日大三 ( 2021年11月6日    神宮 )

<国学院久我山・日大三>5回1死一、三塁から左中間を破る2点三塁打を放つ斎藤(撮影・川島 毅洋)
Photo By スポニチ

 秋季高校野球東京都大会は6日、神宮で準決勝2試合が行われた。国学院久我山は打線が13安打と爆発。日大三に14―3で5回コールド勝ちし、11年ぶりの決勝進出を決めた。二松学舎大付は関東第一に6―1で勝利。7日、決勝が行われる。

 強打の日大三のお株を奪う、13安打14得点。5回コールド勝ちを呼び込んだのが、国学院久我山の1番に座った斎藤誠賢(2年)だ。5回に左中間2点三塁打を放つなど、4打数4安打3打点の大暴れ。「不安はあったが、腹をくくって思い切り打てた」と喜んだ。

 右前打、二塁内野安打、左前打、左中間三塁打と広角に打ち分けた。打撃フォームのお手本は張本勲氏(本紙評論家、写真)。プロ通算3085安打を放ち「スプレー打法」と称された左打者の「ボールに逆らわずにバットを出して、広角に打つところ」を参考にしているという。たまたま野球ゲームに登場した張本氏を見て、昔の動画をチェック。「動画は白黒でした」と言いながら、バットコントロールを目に焼きつけた。

 7日の決勝では二松学舎大付と対戦する。勝てば来春センバツ出場が当確となる大一番。尾崎直輝監督は「新しい歴史を塗り替えたい」と意気込み、斎藤は「監督を甲子園に連れていきたい」と力を込めた。

 ▼日大三・小倉全由監督(5回コールド敗戦に)こういう展開は想像していない。こんなのは初めてですね。悔しさを持って、この負けを自分たちの力にできるかどうか。練習します。

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月7日のニュース