西勇の仕上がりに満足し、二保の進化に目を見張った夜 阪神・矢野監督と一問一答

[ 2021年8月6日 21:46 ]

エキシビションマッチ   阪神1ー0オリックス ( 2021年8月6日    京セラD )

<エキシビションマッチ オ・神(3)> ナインを迎える阪神・矢野監督(左から2人目)(撮影・大森 寛明)
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 <阪神・矢野監督と一問一答>

 ――西勇は仕上がり万全。

 「申し分ないし、やりたいことはしっかりできた中のね。しっかりコントロールも、キレも、何かが足りないっていうことはなかったので。うん」

 ――前半戦は少し白星に恵まれなかったが、後半戦も西勇の試合は落としたくない。

 「いやそれはもう、勝ちたいよね。ユウキ(西)が、前も言ったんだけど、引っ張っていくっていう形にしていくのが、ウチのチームでは必要。打線も、もちろんそこには絡んでくるし。前半もいいピッチングをしてくれることが多かったんだけど。そこは俺らが優勝するというところでは必要なものだと思っている」

 ――二保の内容。

 「本当に投げるたびに力強くなってきている。先発も中継ぎも、どうしようかなって迷いの中で、二保が頑張ってくれるというのは争っている(藤浪)晋太郎とか及川とか、最近の調子で言えば、(伊藤)将司も含めてね。誰をどう使うかというのが、二保が頑張ってくれることでいい悩みになるんで。四球はちょっともったいないなというのがあったとしても、ボール的には争っている中でもいいボールを投げていた。他に何か、けん制やクイックとか苦手と言う部分も二保にはあまりないんで」

 ――先発か中継ぎかは他のピッチャーが投げてから?

 「まだ及川も晋太郎も投げるし、スア(レス)ちゃんとか(岩崎)優とかね。優はオリンピックが終わったら帰ってきてくれるけど、スアちゃんはすぐっていうわけにはいかないから。将司も状態がどうかっていうのもあるし、いろいろ絡みがあるから」

 ――スアレスが不透明な中で後ろのピッチャーはどうする。

 「いやいや、それは優もいないしさ。もうちょっとというか、最後まで決まらないと思う。後半スタートの時に決める」

 ――井上がオリックス・宮城からしぶとくヒット。

 「最近のファームの状態も上がってきているし、今日のバッティング練習も、結構久しぶりに見たけど、いい状態だなと思った。1打席目で結果的にヒットを打てたというのは、もちろんこっちも評価するし、大きく育ってもらいたいバッターなんで。そういうところは評価している部分と、一方で一発で仕留めるというのは、いいピッチャーだからなかなか難しいにしても、ファームでも一発で仕留めるっていうところのレベルを上げていく必要がある。今すぐ1軍で、というふうには考えてない。考えていないというか、アイツが状態上がったらそれは。こっちとの絡みがあるけど」

 ――仙台遠征は。

 「連れて行かない」

 ――終盤戦で1軍に上がってくれれば

 「上がってくるというか、ファームから“使ってよ”という状態になれば使うし。アイツ自身がそれをやるだけで、オレらはそういうものを待っているだけなんで。アイツ自身がチャンスをつかまないと」

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