阪神・矢野監督 西勇に13日広島戦“再開ダッシュ”託した 「ユウキが投手陣を引っ張っていく」

[ 2021年8月6日 05:30 ]

キャッチボールをする阪神・西勇(撮影・平嶋 理子)
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 阪神の矢野燿大監督(52)が5日、後半戦の“開幕投手”を西勇輝投手(30)に託す方針を明かした。13日の広島戦からリーグ戦が再開。勝負のシーズン終盤へ向けた初陣は、やはり、この男しかいない。

 「もちろん、もちろん(初戦は西勇)。ユウキが投手陣を引っ張っていく」

 大役への指名が期待度の高さを象徴していた。今季の開幕投手は藤浪に譲ったが、前半戦も先発ローテーションの中心でフル回転。勝ち星こそ4勝に終わったが、いずれもチーム最多となる先発15試合、投球回は98回2/3を数えた。実績と経験を兼ね備えた右腕であれば、後半戦初戦を任せることに一切の迷いはなかった。

 「(前半戦も)いいピッチングをしてくれているけど、勝ちにつながってないんでね。ただ、いつも姿勢で引っ張るという部分とプロなんで勝ちを付けるっていう責任。そういうものは持ってくれているピッチャー」

 絶大な信頼を寄せていた。東京五輪による中断期間中も順調に調整。前回7月31日にはウエスタン・オリックス戦で先発し、2回を2安打無失点に抑えた。「状態自体はすごく上がっていた」と指揮官も高く評価。6日のエキシビションマッチ・オリックス戦では、先発として後半戦へ向けた最後の実戦舞台に挑む。
 通算100勝の大台にも残り1勝に迫る。ここまで3試合連続で黒星を喫して足踏み。それでも心配はない。16年ぶりのV奪回へ向けて、エースの快投で弾みをつける。(山本 浩之)

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2021年8月6日のニュース