あの藤川球児氏もほれ込んだ木下投手の直球、ツイッターでエール送っていた

[ 2021年8月6日 04:10 ]

今年2月、試合前練習で笑顔を見せる木下雄介投手
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 7月6日の練習中に倒れて救急搬送されていた中日の木下雄介(きのした・ゆうすけ)投手(27)が死去していたことが5日、分かった。関係者によると、3日に亡くなったという。

 木下投手は1軍での通算成績は37試合登板で1セーブ(0勝0敗)ながら今季は大きな飛躍が期待されていた。今オープン戦は3月21日の日本ハム戦で右肩脱臼のアクシデントに見舞われるまで、5試合に登板し、4回1/3で3安打無失点。150キロを超す直球を武器とするが、最大の特長はスピンが効いた浮き上がるような軌道で、元阪神の守護神・藤川球児氏の「火の玉ストレート」を彷彿(ほうふつ)とさせていた。昨年9月5日のヤクルト戦でプロ初セーブを挙げた際には「抑え投手を目指しています」と将来の目標を語っていた。

 その藤川氏は今春の北谷キャンプを訪れ、木下投手の能力を称賛。自身も経験したトミー・ジョン手術(じん帯再建手術)を受けた際には、ツイッターで「ドラゴンズの木下投手 努力は人生においては必ず報われる ファンの方々と共に応援しています」とエールを送っていた。

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