若鯉よ、大瀬良不在はチャンスだぞ!遠藤は雪辱機会「感謝して投げないと」、高橋昂は恩返しのために

[ 2021年4月20日 05:30 ]

横山コーチ(左)と談笑する遠藤(撮影・河合 洋介)
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 広島は19日、本拠地マツダスタジアムで投手練習を行い、大瀬良大地投手(29)の不在を「全先発一丸」で乗り切る決意を示した。開幕ローテーション入りした先発6枚のうち3人が離脱。開幕を2軍で迎えた高橋昂、遠藤の若手にとっては絶好機で、23日からの巨人3連戦には野村の再昇格案が浮上。横山投手コーチは、週頭に先発する森下に過度な重圧を背負わせることなく、2軍も含めた先発投手に奮起を促した。

 不測の事態にも対応できる投手力が問われている。開幕ローテーション入りした野村、中村祐が不振で再調整する中、開幕投手の大瀬良までもが「右腓腹(ひふく)筋挫傷」で離脱。そんな危機的状況にも、横山投手コーチが明かした見通しに動揺はなかった。

 「(先発は)2軍にいる選手も含めて回していきたいと(開幕前から)思っていた。開幕の6人のままシーズンを乗り切れるとは思っていない。この現状は、どうにか想定内というかね。(高橋)昂也であり遠藤であり、代わってきた選手にとってはチャンス。競争というか、自分のポジションをものにできるようにしてほしいという思いでいる」

 大瀬良不在の穴は、2軍投手も含めた「全先発一丸」で埋める算段だ。そのためにも若手の台頭が欠かせない。16日の中日戦で今季初先発した遠藤は、3回2/3を3失点で降板したものの、ばん回の機会として中5日で22日のヤクルト戦に先発する見込みとなった。

 「(大瀬良の離脱は)僕からしたらチャンス。そういう(再びの先発)機会を与えてもらえることに感謝して投げないといけない」

 今季初先発だった18日の中日戦で5回無失点と好投した高橋昂は、恩返しのために腕を振る。「(19年2月の左肘手術から)早くチームの力になりたいと思ってきた」。次回は23日からの巨人3連戦に先発して、3年ぶりの白星を目指す。

 また、今季3試合で0勝2敗、防御率4・73の不振で降格した野村を週末の巨人戦で再昇格させる可能性が浮上した。2軍戦の登板は先発1試合のみながら、同コーチは「落としたといっても、彼の力は分かっている」と説明。若手も再調整組も含めた総合力で先発再編を進める。

 大瀬良の不在は、誰か一人の力では埋まらないだろう。「彼(森下)一人に何か大きなものを背負わせるつもりはない」。横山コーチの一言がコイ投全員の思いを代弁していた。(河合 洋介)

 《床田 スライダーの曲がり幅に活路》中5日で21日のヤクルト戦に先発予定の床田は、変化球の修正を課題に挙げた。前回15日の阪神戦は4回4失点で今季初黒星。「去年に比べれば直球の強さは出ているので変化球も生きてくるはず。スライダーはもう少し曲がれば幅も広がってくると思う」。7日ヤクルト戦では110球を数えて5回2/3を2失点で降板。それだけに「前回は球数が増えてしまった。ストライク先行でいきたい」と見据えた。

 《森浦 投手練習で打球直撃の左腕確認》森浦が救援投手で唯一投手練習に参加した。16日の中日戦で福留の打球が左腕に直撃して以降、2試合連続でベンチ外だった。強めのキャッチボールなどで患部の状態を確認し「大丈夫です。問題なく投げられた」と無事を強調。横山投手コーチは「本人も“全然いけます”と。いるといないとでは変わってくる」と説明し、20日のヤクルト戦から再びベンチ入りする見込みとなった。

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