中日・与田監督 3連敗でも動じず「選手を信頼して使っている」 伊東ヘッドも「絶対に下を向かないこと」

[ 2021年4月15日 21:48 ]

セ・リーグ   中日1-5巨人 ( 2021年4月15日    東京D )

<巨・中6>試合前、円陣で声出しする福留(右)(撮影・吉田 剛)
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 中日は打線が3試合続けて1点しか奪えず、今季初の同一カード3連敗。

 8安打を放ちながら1点に終わった打線に与田監督は「野球はそういうこともある。皆で力を合わして乗り越えていくしかない」と前を向いた。

 2点を追う2回に連打と四球で無死満塁と一打同点の好機をつくった。だが、木下拓が初球を打ち上げてしまい遊飛。続く根尾が左犠飛で1点を返したものの、それ以上の反撃はできなかった。

 この日は大島、高橋周、A・マルティネスがマルチ安打を放ったものの開幕から17試合連続で3安打以上の猛打賞なしと球団ワースト記録を更新。伊東ヘッドコーチは「結果が出ないと、色々と考えてしまうが、シンプルにやってもらいたい。打者であれば、甘い球を打ちに行く」と基本を徹底することの大切さを訴えた。

 その上で得点力不足が続く現状に「絶対に下を向かないこと」ときっぱり。「まだ序盤ですし、長いシーズン戦っていれば、無い方がいいが、こういうこともある。明るい兆しが見えるのを待ちたい」と必ず復調すると信じた。

 この日は福谷が4回5失点と崩れたものの救援陣は5試合連続無失点。指揮官も「後ろが頑張っておけばチャンスは生み出せる」と確信。「3連敗したことを受け止めながら、ここでバタバタしていても意味ない。いつもと同じように選手を信頼して使っている。皆もそれに応えようとしてくれている。向かっていくしかない。それが野球」。

 トンネルには必ず出口があると信じ、16日からは本拠地で広島を迎え撃つ。

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