西日本工大 Vへプロ注目2本柱がけん引 隅田&下山泰

[ 2021年4月7日 09:40 ]

プロ注目の左腕の西日本工大の隅田
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 九州地区大学野球連盟の北部九州ブロック大会の1部リーグは10日に開幕する。西日本工大は今秋ドラフト候補の隅田知一郎(ちひろ)投手、下山泰輝投手(ともに4年)を中心に優勝を目指す。優勝校は6月7日開幕の「全日本大学選手権」の出場権を獲得する。両投手に意気込みを聞いた。

 西日本工大に今秋ドラフトで12球団のスカウトが熱視線を送る投手がいる。最速150キロ左腕の隅田だ。「まずは目の前の目標をこなしていきたい。全国に行ってから注目されたい」と誓う。

 長崎県出身。波佐見2年時に左肘を疲労骨折したが、それでも得永健監督と懇意だった西日本工大の武田啓監督が「うちの大学に来い」と声を掛けてくれた。隅田は高3で夏の甲子園に出場し評価は上昇。初戦の彦根東戦に先発。粘り強く投球し8回2/3で6失点し敗戦も、進路を決める際には他大学からも声が掛かった。それでも「ケガした中でも(最初に)声を掛けてくださった武田監督を裏切るのことはできない」と西日本工大を選択した。この決断には隅田なりの考えもあった。「レベルの高いところに行くのもいいが、1年から出られるかもしれない。環境を自分のものにしながら成長できれば、どこに行っても変わらないと思った」と話した。

 隅田は大学で1年春からベンチ入りし先発、中継ぎで活躍。スリークオーターから昨秋のリーグ戦で記録した最速150キロの直球とチェンジアップ、スライダー、フォーク、ツーシームなど多彩な変化球を駆使する。武田監督は「一番いいのは全部の球種で空振りを取れること。変化球もまとまっている」と評価する。

 冬場は「どんな場面でもギアを上げられるように。スタミナ、パワーをつけたい」と走りこみを中心に下半身を鍛えた隅田。今季の目標をお願いした色紙に「飛躍」と記した。「もっと大きく成長して活躍したい。みんなで結果を出したい。(全日本選手権がある)神宮に行くんだという気持ちです」と誓った。宣言通りの春にする。

≪下山 多彩な変化球駆使「打てそうで打てない」≫
 隅田だけではない。今年の西日本工大には同じくプロ志望の下手投げ右腕、下山泰輝がいる。「隅田と競い合っていければリーグも勝ち上がれる。力がある世代なのでこのチームで勝ちたい」と意気込む。

 下手投げになったのは高校時代。れいめい2年の頃だ。それまでは控え投手という位置付けだった。「何も取り柄がなかったので。試した方が自分のためになると思った」とチャレンジした当時の心境を振り返る。自分で感覚をつかむまで楽天・牧田の動画などを見ては“完コピ”する日々を過ごした。「(牧田のフォームは)見ていて(体を前に)押し出す感じがあった。まねしたら球速も上がった」と効果があった。

 下手投げに変更したことで投球も安定した。大学では1年時から先発、中継ぎで活躍。130キロ台の直球、スライダー、シュート、昨年習得したシンカーを操る。「打てそうで打てないのが長所だと思います」と下山。好投で全国出場とプロ入りをグッと引き寄せる。

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