“沢村賞の貫禄だ”中日・大野雄 3回無失点で5奪三振 開幕ローテ入りに「そこを漏れちゃいけない」

[ 2021年3月7日 15:38 ]

オープン戦   中日―楽天 ( 2021年3月7日    バンテリンドーム )

<中日・楽天OP戦>好投をみせサムアップポーズを決める大野雄(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 中日の先発・大野雄は3回2安打無失点。最速は147キロをマークし、5三振を奪う好投にも「バランス良く投げられた球とそうでない球の差が激しい。結果的に無失点だが、まだまだ課題がある」と冷静に自己分析した。

 それでも2回に昨季の本塁打王・浅村から直球で2度空振りを奪い、最後は2ボール2ストライクからフォークで空振り三振。「浅村選手はこの球を捉えると決めたら捉えてくる。真っ直ぐを打ちに来ていたスイング。その中で空振りは自信になる」と直球への手応えも口にした。

 昨季の沢村賞左腕は昨季までの2年間の蓄積疲労から、今春はスローペースで調整。「準備が間に合わない」という与田監督の配慮もあり、開幕投手を福谷に譲った。

 それでも開幕ローテーション入りには「首脳陣の判断になるが、そこを漏れちゃいけない。そこに漏れるということは去年、あれだけ投げた投手がしてはいけないこと。3月から秋までしっかりやりたい」とエースとしての自覚を口に。今年も1年間、ローテーションを支える覚悟を示した。

続きを表示

2021年3月7日のニュース