「ブレーブス」から「ハンマーズ」に変更を　ファン呼び掛け　ハンク・アーロン氏死去から一夜

ハンク・アーロン氏（AP）
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　大リーグ歴代2位の通算755本塁打を放ったハンク・アーロン氏（享年86）の死去から一夜明けた23日（日本時間24日）、現役時代に長年所属した「ブレーブス」のチーム名をアーロン氏の愛称ハンマーにちなんだ「ハンマーズ」に変更するようファンがSNSで呼び掛けているとAP通信が報じた。

　ブレーブスは先住民（インディアン）の「勇者」を意味する。チームロゴの斧（おの）を含め、これまで先住民に不快感を与えるとの批判を受けてきたが、球団は差別的な意味合いはないとし、変更を固辞していた。大リーグではインディアンスが差別的としてチーム名を来年にも変更するとし、プロフットボールのNFLでも先住民を意味するレッドスキンズがチーム名とロゴを廃止している。

　ブ軍はこの日、アーロン氏の銅像がある本拠地トゥルーイスト・パークをファンに開放。さらに本拠地を置くジョージア州と生誕地のアラバマ州は半旗を掲げるなど黒人差別を乗り越え、大リーグ史に名を残した大打者の存在感をしのばせた。