球児相談役に聞け! 阪神・矢野監督が藤川球児SAに選手の悩み相談役を期待

[ 2021年1月25日 05:30 ]

阪神の藤川球児スペシャルアシスタント(SA)

 阪神の矢野燿大監督(52)が24日、今春の宜野座キャンプに訪問予定の藤川球児スペシャルアシスタント(SA=40)に選手と自身の「相談役」となってくれることを期待した。

 「選手側からすると、球児がプレーヤーじゃなくなった分、より聞きやすいというかね。何かあった時“球児さんどうでしたか?”“僕どうですかね?”とかね。やっぱり球児自身の調整とかいう時間がなく、全部、自分に向けてもらえるというところでは聞きやすいと思うんでね」

 昨年までも投手陣のリーダー格として後輩への助言を惜しまなかった藤川SA。ただ、現役である以上はあくまで自らの練習が最優先だった。後輩からしても聞けるタイミングは限られていたが、幅広い分野でチームをサポートする新たな立場となり、そうした障害がなくなった。

 「球児自身も気づいたことを伝えていってくれると思うし、選手も、そういうポストにいてくれることで聞きやすくなるんじゃないかと思う」

 矢野監督にとっても、長くバッテリーを組み、苦楽をともにしてきた戦友。絆は強いだけに「相談というのもなくはないとは思うけど、そういう存在じゃない。球児は」としつつ、「記者の人に言えないことは言えるよね(笑い)」と、本音を話せる相手として頼りにしている。

 藤川SAは宜野座キャンプには序盤から参加できる見込み。タテジマを脱いでも、チーム悲願の優勝へ一役も二役も買ってくれるはずだ。(山添 晴治)

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2021年1月25日のニュース