坂本塾で立ち返った原点 阪神・北條は巨人・坂本勇との合同トレで「キャッチボールが一番すごいと思った」

[ 2021年1月25日 05:30 ]

一番の収穫にキャッチボールを挙げた阪神・北條
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 阪神・北條史也内野手(26)が24日、自主トレのため甲子園球場クラブハウスを訪れ、巨人・坂本勇人内野手(32)と行った合同自主トレの一番の収穫を「キャッチボール」と明かした。もちろん、昨季2000安打を達成した高校の先輩からは打撃の技術論も吸収。「原点回帰」で巻き返しのシーズンに臨む構えだ。

 最も印象に残ったのは、「原点」だった。巨人・坂本勇に師事し、18日間にも及んだ合同自主トレ。その収穫を問われた北條は、開口一番に「キャッチボール」を挙げた。

 「キャッチボールが一番、自分の中ではすごいなと思った。“そんなにキャッチボールに対して意識を置いてるの”って感じた。それが守備の安定感、送球の安定感につながるんだなと思いました」

 環境が変われば、感じ方も変わる。昨年まで5年連続で参加したヤクルト・山田哲らとの合同自主トレでは、コンディショニングや体力強化を中心に精を出してきた。それを今年は「そろそろ環境を変えていこうかなと思った」と一念発起し、昨季2000安打を達成した光星学院の6年先輩の合同自主トレに初参加。技術向上をメインに置いて汗を流す中、改めて気付かされたのが、「原点」の重要性だった。自身も野球をやる上で基本は大切にしてきたつもりだったが、坂本勇に比べると、まだ甘かった。それが分かっただけでも、収穫と言えた。

 「これからどうしていくかは自分次第だと思う。今年はそうやって教えてもらったことを意識して、ずっとやろうと思います」

 自身の中に「原点」という大きな幹、明確な道しるべができた。加えて、もちろん技術面のアドバイスも受けた。特に打撃面では、バットの入れ方や、角度などを細かく教わった。「バッティングは今までと違う感覚で練習させてもらった。すごく勉強になった」。先輩から受け取った飛躍への大ヒントを、現状打破につなげる。

 8年目の昨季は40試合出場で、打率・192、2本塁打、7打点と悔しい1年を過ごした。オフには慣れ親しんだ背番号「2」を梅野に明け渡し、「26」に変更。新境地を模索すべく、球界を代表する遊撃手であり、球界屈指の打者でもある偉大な先輩からの「イズム」を求め、収穫をえた。2021年を、変化の年にしてみせる。 (長谷川 凡記)

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