阪神 サンズ&マルテの「ロペス化計画」で久慈コーチ秘策、一塁守備強化「理想はそうなってくれれば」

[ 2021年1月23日 05:30 ]

<阪神練習>一塁でシートノックを受けるジェリー・サンズ外野手(撮影・井垣忠夫)
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 阪神の久慈照嘉内野守備兼バント担当コーチ(51)が22日、代表取材に応じ、今季一塁を守ることが濃厚なサンズ、マルテの「ロペス化計画」を立ち上げた。

 「例えば(昨季)DeNAにいたロペスみたいにね。何でもやってくれるし、ピンチになれば一番近いロペスがマウンドに行ったりしている。日本に来て長いのもあるけれど、理想はそういうふうになってくれれば。片言の日本語でコミュニケーションもできるし、チームプレーも。シーズン中はそんなになくても、キャンプ期間はそういう練習もある」

 マルテが来日3年目で、サンズが2年目。巨人、DeNAで計8年間プレーしたロペスと比べるのは酷でも、ともに陽気な性格でチームに溶け込んでいる。技術的にもロペスは18年に当時では史上初となる一塁手として守備率10割を記録するなどゴールデングラブ賞5度の名手だった。

 特にサンズは昨季は外野しか守っておらず、「チームプレーとかサインプレーとか出てくるので、やっぱりサンズ、マルテがやるんだったら、そういう時間をね」と強調した。

 2人は17日夜の来日後、自宅待機中。練習合流時期は不透明ながら「うまいこと、投内連係なども限られた時間の中で」と力を注ぐ考えだ。臨時コーチとして招かれる元巨人、中日の川相昌弘氏も一塁守備の重要性を強調しており、助っ人陣の守備力強化もテーマの一つとなりそうだ。

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