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巨人・菅野、移籍先にメッツ浮上 地元紙「先発2、3番手評価」、ポスティング申請で米球団と交渉中

[ 2020年12月24日 05:30 ]

メッツが獲得に関心を持っているとされる巨人・菅野
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 ポスティングシステムを利用して大リーグ球団と交渉している巨人・菅野智之投手(31)について、メッツが獲得に関心を持っていると22日(日本時間23日)、地元紙のニューヨーク・ポスト(電子版)が報じた。球団外部役員の談話を掲載し、先発2、3番手の評価とした。交渉期限は来年1月7日(同8日)だが、菅野本人は年内決着を望んでおり、争奪戦はヤマ場を迎えようとしている。

 菅野の周辺がにわかに騒がしくなってきた。ニューヨーク・ポスト紙の看板記者ジョエル・シャーマン氏が菅野の特集記事を掲載した。「少なくともメッツは菅野を調査している」と明らかにした上で、球団外部役員の「メ軍に注目すべきだ。どの球団よりも獲得のチャンスがある」との談話を紹介した。

 メ軍は今オフに資産146億ドル(約1兆5038億円)の投資家スティーブ・コーエン氏が新オーナーに就任。他球団と段違いの資産を持ち、補強に積極的な姿勢を見せている。目指すのは16年以来5年ぶりのポストシーズン進出だけでなく、常勝軍団の形成。そのためには先発陣の底上げが必須だ。昨季まで2年連続サイ・ヤング賞の右腕デグロムが大黒柱で、菅野は17年WBC米国代表の右腕ストローマンと並んでの「2、3番手の評価」だという。

 米球界関係者は菅野をメジャー通算79勝(日米通算203勝)の黒田博樹(元ヤンキースなど)と重ね合わせているという。さらに豊富な球種と高い制球力が強みとした上で「6歳若いグリンキー(アストロズ)」と表現。通算208勝を挙げているメジャー屈指の技巧派右腕になぞらえられた。

 シャーマン記者は、菅野に関心を寄せる、ある球団幹部の「“日本のヤンキース”と呼ばれる巨人でプレーしていたため、豊富な資金を持つチームが有利だ」との談話も紹介。菅野獲得にはヤンキース、レッドソックス、エンゼルス、マリナーズ、ブルージェイズ、レンジャーズなども興味を示しているとみられるがヤ軍と同じ大都市ニューヨークを本拠地とするメ軍が存在感を示す可能性は十分ある。

 交渉期限は2週間後だが、本人は巨人残留の選択肢も残しながら年内決着を希望。菅野争奪戦が本格化する中で、メ軍の動向が注目される。

 ▽ニューヨーク・メッツ 1962年創設。リーグ優勝5回、ワールドシリーズ制覇2度。ルイス・ロハス監督は来季が就任2年目で、今季はナ・リーグ東地区4位。本拠は09年完成のシティ・フィールド(天然芝、4万1922人収容)。日本選手は97年の柏田貴史を皮切りに吉井理人、野茂英雄、新庄剛志、小宮山悟、松井稼頭央、石井一久、高津臣吾、高橋建、五十嵐亮太、高橋尚成、松坂大輔、青木宣親と、最多の13人がプレーしている。

 ≪Rソックス監督、日本投手に興味≫近年の移籍市場のスロー化にコロナ禍によるウインターミーティング中止も重なり大物FA選手の交渉は本格化していないが、ローテーションの軸を担うことができる投手を求める球団は多い。ヤンキースは田中ら先発3人がFA。レッドソックスも、菅野らメジャーとの交渉が可能となった日本選手についてアレックス・コーラ監督が「興味をそそる。とても才能があるし、すぐにでも試合に影響を与えられる」と興味を隠さず。先発6人制を敷くエンゼルスやマリナーズも、先発投手を獲得する方針を示している。

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