ソフトB・柳田、松井に並んだ!日本野手最高年俸 6億1000万プラス出来高でサイン

[ 2020年12月24日 05:30 ]

契約更改した柳田は色紙に来季の目標を記し笑顔でバットを構える(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 ソフトバンク・柳田悠岐外野手(32)が23日、球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円アップの年俸6億1000万円プラス出来高払いでサイン。02年の巨人・松井秀喜に並ぶ日本野手最高年俸となった。今季は自身2度目のリーグMVPを受賞するなど4年連続日本一に貢献。来季は自己最多となる37本塁打を最低限のノルマに掲げた。

 日米球界で活躍した、偉大な先輩に肩を並べた。コロナ下で激動だった一年。必死に駆け抜けた先に最高のご褒美が待っていた。柳田は晴れやかな表情で、素直に心境を語った。

 「(球団から)一年間、よくやってくれたと言っていただいた。しんどいシーズンでしたけど、ケガなく最後までチームの一員で戦えたのは良かった。凄くいい一年でした」

 昨年オフに年俸変動制の7年契約を結び、メジャー移籍の夢を封印。今季は119試合で打率・342、29本塁打86打点でトリプルスリーを達成した15年以来5年ぶりのMVPに輝くなどチームの4年連続日本一に貢献した。来季年俸は4000万円増の6億1000万円。02年の巨人・松井に並ぶ、日本人野手最高年俸となり「(自分への)ご褒美に、アイアンセットを買いました」とおどけた。

 チームは5年連続の日本一を目指す来季。自身の目標を問われ「キャリアハイが最低ライン」と即答した。来季も1本塁打につき合計30万円を世界食糧計画(WFP)と家族と暮らせない子供を支援する福岡市のNPO法人に送る予定。今季はポストシーズンの2本塁打を含め計930万円を子供たちに送った。本塁打は18年の36発が自己最多。「37。まずはそこ。もっともっとホームランを打ちたい」と意気込む。

 オフは佐賀県内で自主トレを行う。ロッテ・安田から同行を志願され快諾。「お手本になれるようにしっかり練習に取り組んでいきたい。いい打者なので、自分が勉強させてもらいます」と切磋琢磨(せっさたくま)しながら自らのレベルアップにもつなげる。

 「来年はすぐに始まる。一からケガに強い体をつくって、リーグ優勝、日本一を目指して頑張ります」と柳田。来季は本塁打のキャリアハイを更新し、オフの契約更改交渉で「ゴジラ超え」を狙う。(川島 毅洋)

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月24日のニュース